ダイエット 漢方コラム
2013.10.16
『ダイエットをしているのに、夕食を摂る時間が遅いケース』
『残業続きで、どうしても夕食の時間が遅くなってしまうんです』と悩まれている人が、ダイエットカウンセリングをしていて、もっとも多い質問の一つです。1日の活動の源になる朝食は、大半の摂取エネルギーがその日のうちに消費されます。しかし、夜遅くに摂った食べ物は、活動エネルギーとして使用されず、身体に脂肪としてストックされてしまいます。つまり夜遅く食べると、どうしても太りやすくなるのです。夜太りを防ぐためにも、21時まで、あるいは眠る3時間前までに夕食を終えるようにしましょう。
やむをえず、遅くに食事を摂らなければいけないときは、『腹八分目』よりも軽めの『腹七分目』にし、その分は翌朝にしっかり摂りましょう。そして食事の内容にも気を配ってください。深夜食は、消化がよくカロリー少なめのメニューにしましょう。野菜たっぷりのスープ(クリーム系よりコンソメのほうがカロリー少なめ)、少量のご飯で作った野菜多め雑炊などがオススメです。夕食を食べたのに、深夜に小腹が空いてきたという場合は、お茶を飲むと胃が膨れて空腹が和らぎます。
『ダイエットをしているのに、夕食を摂る時間が遅いケースの解決方法』
①夕食の時間帯に、軽く食べておく
夕食の時間がどうしても遅くなるという場合は、21時以降のドカ食いを防ぐために、夕方におにぎりやサンドイッチなどを軽く食べておくといいでしょう。栄養補助食品でもOKです。
②炭水化物などの糖質、脂質はなるべく朝やお昼に。
夜に炭水化物や脂質を大量に摂取すると、翌朝の食欲がなくなり、結果、お昼過ぎから夜にかけて大食し、どんどん悪循環に陥ります。夜21時以降はご飯は軽め、野菜中心の消化のよい食事にし、炒め物や揚げ物、脂身の多い肉などは避けましょう。
③朝食から夕食は12時間以内に
例えば、朝7時に朝食を摂ったら、夕食は19時までに食べ終えてみてください。健康的にダイエットができます。また、朝日をしっかり浴び、朝ご飯をしっかり食べる人は、身体の代謝が上がり、肥満防止につながることがわかってきました。内閣府の報道によると、小中学生でも、早寝、早起き、朝ご飯という生活リズムを刻めている子どもたちは有意に成績がよく、健康度も高かったそうです。朝ご飯をしっかりと、夕食は朝食から12時間以内に食べ終えるという、とてもシンプルな方法で、肥満やメタボ予防、健康な身体を手に入れましょう。
ダイエットは辛い、難しいとマイナスなイメージですが、それでは長く続きません。ダイエットは楽しくて、簡単なものなのです。
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参考資料: なぜ あなたは食べ過ぎてしまうのか
著者 岡嵜 順子