ダイエット 漢方コラム
2013.10.13
『早食いでたくさん食べてしまうケース』
早食いは、食べ過ぎ=肥満の原因となる悪い習慣です。人は満腹中枢から送られた満腹信号をキャッチすると、はじめて『おなかがいっぱいになってきた』と感じます。この満腹信号が出るまでには、食べ始めてから20分ほどかかります。しかし早食いの人は、おなかがいっぱいだと感じる前に食べ終わってしまっているので、いつも食べ過ぎてしまうのです。よく噛んで食べれば、必然的にいつもより食事に時間をかけることになります。つまり、満腹信号を逃さずキャッチできるようになるのです。あるダイエットカウンセラーの方が炭水化物を30回以上噛むとタンパク質に変わると言っていましたが、もちろん、炭水化物がタンパク質に変わることはなく、それほど良く噛むことはダイエットに有効だと伝えたいのだと思います。
『早食いでたくさん食べてしまう解決方法』
①よく噛んで食べる喜びを味わおう
よく噛むことは、食べ過ぎ防止の基本中の基本。〇回以上噛むと決めてもいいのですが、これだと数えるのが面倒で続かないという方が多いようです。口に入れたものがペースト状になるまでを目安に噛みましょう。噛むことの医学的利点はいくつもありますが、そのひとつが唾液の分泌量が増えること。咀嚼(ソシャク)によって満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防ぎます。同時に、内臓脂肪が減少することも証明されました。よく噛むと薄味でも美味しく感じます。ご飯の甘さや野菜の美味しさにきっと気が付くはずです。自炊の方は食材を大きめに切ったり、硬いものを選ぶと自然と噛む回数も増えます。
②野菜はダイエットの強力助っ人。野菜と仲良くしよう。
野菜には食物繊維が多く含まれており、よく噛まないとペースト状にならないので自然と早食いを防げます。また肉などのタンパク質やご飯などの炭水化物より先に野菜を摂ることで、血糖値の上昇を穏やかにすることができ、太りにくい身体づくりにも役立ちます。
③一口を少なめに、優雅な習慣を身につける。
イメージして下さい。あなたは、素敵なドレスの似合う美女。もしくは、素敵なタキシードが似合う紳士です。高級レストランに行ったイメージで、一度に口に入れる量を減らし、ゆっくり噛んで食べている姿は優雅ですよね。常に次の一口を、口元でスタンバイさせているような食べ方はやめましょう。
ダイエットは辛い、難しいとマイナスなイメージですが、それでは長く続きません。ダイエットは楽しくて、簡単なものなのです。
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