ダイエット 漢方コラム
2019.10.24
皆様こんにちは(^▽^)/♪
スタッフの美憂です★
ダイエット中はあぶらを控えた食事をする人が
多いですよね。
確かにあぶらはエネルギーが高いので
摂りすぎることはダイエットに良くないですね。
ただ、あぶらは体の組成成分で細胞膜やホルモンも
脂質によってできています。
そのため、全くあぶらを摂らない食生活をしてしまうと
肌や髪がカサカサになり美しさが失われてしまう
リスクがあります。
また、エネルギーが高い分腹持ちが良いので
食べ過ぎの防止になり
摂り過ぎなければむしろダイエットの味方になる
場合もあります。
そこで今日はあぶらの種類と働きについて
ご紹介したいと思います!
まず、あぶらは大きくわけると
「不飽和脂肪酸」と「飽和脂肪酸」の
二つに分けられます。
不飽和脂肪酸は常温で液体で、植物のあぶらに多いです。
動物性でも青魚に多く含まれる
EPAやDHAは常温であり液体であり
不飽和脂肪酸です。
一方、飽和脂肪酸は常温で固体のものが多く
動物性のあぶらに多く含まれるものですが
植物性のあぶらでは常温で固まる
ココナッツオイルなどに多く含まれます。
不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸には、体内で作られるものと
作られないものがあって
これらは3つのオメガ3系列というものに
分けられます。
オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸の二つは
人の体内で作ることができない必須脂肪酸です。
オメガ3系脂肪酸は植物由来のあぶらでは
えごま油や亜麻仁油に多く含まれる他、
青魚に含まれるEPA、DHAも
同じくオメガ3系列です!
オメガ6系脂肪酸は血中コレステロール濃度を
下げると言われています。
植物由来のあぶらではコーン油、大豆油などがあります。
一方でオメガ9系脂肪酸は体内でも合成されます。
血中コレステロールはそのままで
悪玉コレステロール濃度を下げると言われています。
代表的なあぶらにオリーブオイルがあります★
飽和脂肪酸
飽和脂肪酸を多く含む油脂原料には
パーム油、ココナッツオイル、ラード、バターなどが
あります!!
種類を見てきたところで
ダイエットに良いあぶらをご紹介します(^▽^)/
ダイエットに良いあぶら
ダイエットに効果的なあぶらは
オメガ3系と9系と言われています。
オメガ3系
(しそ油、亜麻仁油、えごま油、
イワシやサンマ、ブリなど青魚の油)
私たちの体の中では作ることができないあぶらですが
動物性のあぶらとの違いは
液体のまま固まらないということです。
オメガ3系は体内で血液をサラサラにする
EPAやDHAに変化するので
ダイエット効果とともに生活習慣予防にも
期待できます。
ただし酸化しやすく熱を加えることが難しいので
魚は刺身、油はそのままの形で摂る必要があります。
野菜サラダのドレッシングにするなど
そのままの形で摂りましょう。
オメガ9系脂肪酸
(オリーブオイル、キャノーラ油)
オメガ9系の成分オレインには抗酸化作用が
多く含まれているため酸化しにくく
炒め物にも使用できます。
強い抗酸化作用によりダイエット効果の他、
アンチエイジングにも期待できます。
ダイエットで控えたいあぶら
ダイエット中に控えたいあぶらは
飽和脂肪酸とオメガ6系脂肪酸です!
飽和脂肪酸
(バター、ラード、牛脂)
体内に摂取すると固まってしまい
血管に張り付いて血行を悪くし代謝を低下させ
エネルギーとして消費できないものは
体脂肪となり蓄積されます。。
バターや脂身の多い肉、生クリームやチーズなどにも
注意が必要です!!
オメガ6系脂肪酸
(コーン油、大豆油、サラダ油)
オメガ6系のあぶらは人間の体では作ることが
できないリノール酸なので
不足すると傷がなかなか治らない、
抜け毛が増えるなどのリスクがあります。
しかし、酸化されにくいので過剰に摂取すると
悪玉コレステロールを酸化コレステロールに変化させ
血液をドロドロにします。
代謝が落ちて太りやすく、冷えやむくみ、便秘の
原因になります。
トランス脂肪酸
(マーガリン、ショートニング、植物性油脂)
トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増加させ
善玉コレステロールを減らし
ダイエットだけではなく健康にも良くないと
言われています。
いかがでしたか?
一言であぶらといっても様々な種類と働きがあります。
ダイエット中でも体にとって良いあぶらを選択して
食事に取り入れながら継続したいですね。
では、また更新します★
KANPORO 松山漢方相談薬局
鶴見店045-718-6801
横浜桜木町店045-341-4823
10:00~20:00