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ダイエット 漢方コラム

冬の養生について

2020.01.29

 

皆さんこんにちは

初めての投稿になります横浜桜木町店の小島です(^.^)

 

寒い日が続いていますが、みなさん風邪などは引いていないでしょうか?

最近のニュースでは、新型コロナウイルスによる原因不明の肺炎が中国で蔓延し、ヒトからヒトに感染する

ことも確認されたみたいです。

風邪やインフルエンザも多い時期を踏まえ、これから感染症対策が重要になってくると思います。

次回は感染症対策について書こうと思いますが、

今回は『冬の養生』についてご紹介したいと思います。

 

目次

 

  • 1、冬による体の不調
  • *「腎」について
  • 2、冬の養生(睡眠)
  • 3、冬の養生(食べ物)
  • 4、冬の養生(運動)

 

 

 

・冬による体の不調

 

寒くて日が短い冬は、東洋医学的には自然界の陽が減少して陰が盛んな季節です。

動物は冬眠し、木は葉を落とし草も枯れるように、自然界では冬になると生物は活動を控えエネルギーの

発散を防止し、身体の奥に蓄えます。

冬は成長が止まり、春に備えて栄養を蓄えている時期です。

冬場のほうが同じ活動をしても夏より多くのエネルギーを消費します。

溜め込まなければならないエネルギーを消耗しないよう気を付けましょう。

冬は東洋医学の五行説の考え方では『腎』に関わっています。

 

 

*『腎』とは

 

生命の根本、成長するためのエネルギー源であり、その基本的な物質を「腎精」といい、

両親から受け継いで、生まれながらに持っているエネルギー「先天の精」と

呼吸によって体内取り込まれた空気や飲食物の栄養から得られるエネルギー「後天の精気」から成り立つ。

 

「腎」が弱くなることで以下場所に影響を及ぼすのにが関わってきます。

骨:骨粗鬆症、関節痛

髪:髪質が細くなる、白髪

脳:物忘れ

他には、排尿障害、むくみ、かすみ目、下肢痛、聴覚障害など

 

女性は腎の低下でホルモンバランスが崩れます。

 

また、冬の寒さによる冷えによって体を温める力が低下すると、月経不順や不妊などの原因にもなります。

 

・冬の養生 (睡眠)

 

腎精は腎気を生み、冬は「気」が失われないように「気」を補うには睡眠の質を高める必要があります。

睡眠は「気」を補う養生です。

睡眠がうまくとれていないと「気」を補うことができず、体は次第に「虚」へと傾いていきます。

人によって必要な睡眠時間は異なりますが、一般的には、なるべく午前0時前に寝床に入り、

最低でも6時間以上は寝るのがよいとされています。

「早寝遅起き」が良いとされ日が出てから起きるといいでしょう。

ただし、長ければ長いほどよいというものでもなく、ほどほどが大切。

「十分に休息できた」という感覚を大切にしながら、季節ごとに自分に適した睡眠時間を見つけてください。

また、冷えがあると寝つきにくくなり、眠りの質も低下します。

体の表面が温まり、手足がポカポカして手足から熱が放散されると深部の体温が下がります。

これがスイッチとなり、眠気は起こります。

 

なかなか寝付きが良くない人には、「足湯」をお勧めします。足湯をやることによって、足先の血行がよく

なり、リラックスすることができ寝付きを改善できます。

 

〈やり方〉

バケツにふくらはぎ(または足首)が浸かる程度の4042℃の湯をはり、10分間足を入れる

または、寝る前に3840℃のぬるめの湯に浸かるなど体を温め、ぐっすりとよい睡眠を得ましょう。

 

 

・冬の養生 (食べ物)

 

精進料理では、白菜・大根・豆腐が「冬の三宝」と言われています。

これは、中国の不老長寿の薬膳からの教えが引用されています。

どの食品も涼冷性の食材ですが、おでん・ふろふき大根・湯豆腐にすると一家団欒で食べられ、

体の温まる料理として親しまれてきました。

食べ過ぎ、飲み過ぎで、胃腸や肝臓や腎臓の弱ったこの季節には是非利用してほしい食材です。

 

「腎」を補う黒の食材として

黒米、黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、昆布などの海藻、しいたけ、蕎麦 など

黒い色は、アントシアニン、ルチンなどのポリフェノールを多く含み、体温を上げる働きや、

血を増やす作用もあります。まさに冬に取りたい食材の色と言えます。 

ただし、温まるからと言って辛いものを食し異常に汗をかくと逆に体を冷やすため注意が必要です。

 

・冬の養生 (運動)

 

運動をして汗をかくと「気」の巡りがよくなり、体内の老廃物を排泄する効果もあります。

ただし、冬は「蔵」する(活動を避け、蓄える)季節。

汗をたくさんかくような活発な活動によるエネルギー消耗を避け、蓄えることを第一にゆっくりと過ごすよ

うにしましょう。

とはいえ、何もせずにじっとしていると冷えはひどくなりますので、ストレッチや軽いウォーキングなど、

ほどほどの運動で体を温めることをおすすめします。

家の中でできる運動でもいいと思います。

 

〈代謝を上げる運動〉

①腰を回す。②おなかを大きく膨らませる。

③肛門をギュッと締める。

「腎」のツボは、おへそから恥骨のあたりの体の正中線に多く集まっています。

このあたりに刺激を与え、代謝をアップさせます。どこででもできるので繰り返し行ってみてください。

 

終わり

 

以上で「冬の養生」についての説明を終ります。

風邪やインフルエンザも多い時期ですので感染症対策を行い、体調管理には気をつけるようにして下さい。

 

みなさんが健康で過ごせますように(^^)

 

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