ダイエット 漢方コラム
2017.02.14
不妊症で東洋医学ができること 最近では漢方薬、お灸や鍼、整体など不妊治療に東洋医学のアプローチを取り入れるケースが増えていますが、果たして、どのような効果が期待できるか知っておく必要があるでしょう。 ある患者さんが、来店されたときに鍼や整体で不妊治療をしているのですが、女性ホルモンを分泌するツボはありますか?と質問を受けました。 残念ながら、女性ホルモンを分泌させるツボなんて存在しません。 それではと、通販でイソフラボンのサプリメントを買ったのですがと後日お越し頂いたのですが・・・。 それも残念ながら、西洋医学のような、この薬を飲めば女性ホルモンが一時的に増えるといったものは存在しません。もし、存在するのであれば、とても危険なツボとサプリメントですよね。 一般の患者さんは、広告や情報誌などの都合の良いところだけしか考えない傾向があるようです。 漢方薬を服用すれば妊娠できるんでしょ?と魔法の薬のように思って来局される方もいます。 残念ながら、妊娠する漢方薬は存在しません。 それでは、東洋医学(漢方薬)にできることは、体を整えること、いわば妊娠しやすい土俵づくりなのです。 西洋医学・東洋医学は『不妊・妊娠・出産』というゴール設定は同じでも、考え方やアプローチは異なります。 体を整える目的は、妊娠するためだけではありません。体を整えてからの妊娠は、つわりなども軽く、身体的、精神的にも安定した状態を保ちやすくなります。 また、出産する、しないにかかわらず、これからの人生を健康で過ごすために、自分の体に目を向け、ケアし整えておくことはとても大切なことです。 不妊治療を機に、自分の体を見つめ直し、心身に優しく働きかける副作用の少ない東洋医学を活用して体質改善を図ってみてはいかがでしょうか。 鶴見・横浜 不妊専門相談薬局 KANPORO松山漢方相談薬局 TEL 045-718-6801 松山 拓郎