ダイエット 漢方コラム
2018.01.15
月経は妊娠のためのメンテナンス 月経は、子宮内膜(子宮の内側を覆っている膜)が月経血となって子宮から排出されることをいいます。 子宮は受精卵の揺りかご、子宮内膜は揺りかごに敷かれたマットと想像してください。 受精卵の着床に備えて厚いマットが用意されます。 しかし、受精卵が来ないとわかると、マットは剥がれ、次の着床のために新しいマットを用意します。 月経は、受精卵のために子宮内膜を新しく用意するメンテナンスといえます。 子宮内膜は、卵巣から分泌されるホルモンの影響を受けて変化します。 月経周期前半の卵胞期(基礎体温は低温相です)には、エストロゲン(卵胞ホルモン)の影響を受けて少しずつ厚くなっていきます。 この時期を増殖期といいます。 排卵後の黄体期(高温相)になると、今度はプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響を受けて一層厚くなります。 この時期を分泌期といいます。 もし、受精卵が子宮内膜に着床すると、プロゲステロンはさらに大量に分泌され、子宮内膜もさらに厚くなります。 しかし、受精卵が来ないとプロゲステロンの分泌量は急激に低下し、子宮内膜はこれ以上厚くなる必要はないと萎縮して剥がれ、月経となって体外に流れ出てきます。 月経が終わるころには、子宮内膜はほとんど剥がれて薄くなります。 そして再びエストロゲンの影響を受けながら、受精卵を迎えるために増殖し始めます。 このように月経は卵巣から分泌されるホルモンの影響を受けて、周期的に繰り返されます。 これから妊娠を希望されるご夫婦や、妊娠の準備をしていきたいご夫婦は、まずは基礎体温を毎日記録して下さい。 基礎体温から現在のホルモン状態や生理周期が少しわかると思います。 生理不順や基礎体温などの生理機能は、漢方薬や自然薬で改善されることがほとんどです。 そのことから不妊治療には漢方薬や自然薬は有効的だと考えられます。 不妊治療でうまく行かない方や、これから妊娠を希望される方など、一度ご相談にいらして下さい。 鶴見・横浜 不妊専門相談薬局 KANPORO松山漢方相談薬局 TEL 045-718-6801 松山 拓郎