ダイエット 漢方コラム
2019.02.01
インフルエンザが今年も猛威を振るっています。
インフルエンザは毎年1~3月頃ピークを迎えます。
昨シーズンはA型とB型が同時発生しましたが、現在流行しているのは2009年に新型として世界的に流行したA(H1N1)亜型だそうです。A型はB型に比べ高熱が出やすいと言います。
https://kanporo.com/condition/1160
このインフルエンザですが・・・
インフルエンザウイルスだけが原因なのか??
インフルエンザの典型的な症状は高熱、関節痛、激しい咳などですが、中にはこうした症状を現わさない人もいます。
インフルエンザは冬に流行る激烈な熱の病気だと考えられていたのですが、それを覆すような例が次々と現れるようになっています。
インフルエンザウイルスが体内にいてもインフルエンザという病気を起こさない人もいれば
インフルエンザウイルス以外のウイルスがインフルエンザを引き起こすことも明らかになっています。
過去、天然痘のように人類が駆逐(撲滅)に成功した例もありますが、感染症と人との戦い(研究)はまだまだ続いていきそうです。
※天然痘は、人間に感染する感染症で人類が根絶できた唯一の例です。
夏にも流行ることがあります!!
熱帯地方では年中インフルエンザが流行している国もあります。
また日本が真夏でもオーストラリアなどの南半球の国は真冬ですので
それらの国から来た旅行者が日本に持ち込んでしまうケースでの流行です。
東洋医学でのインフルエンザの認識は?
東洋医学が生まれた遥か昔の中国の人たちは当然、細菌やウイルスを見ることができないため知りませんでした。
それでも、天気や季節がどのような時に人がカゼをひくのか、人の体がどのように弱っている時にカゼをひくのかということを長い年月をかけた観察や経験によって昔の人は知っていました。
東洋医学では、カゼをひいたり病気にかかったりする原因が病原菌やウイルスだけにあるのではなく、取り巻く外的環境や、カゼをひく人そのものにも求め、治療しました。
癘気 ~れいき~紀元前の書物である中国最古の医学書「黄帝内経」に
癘気(れいき)が誰でもまんべんなく感染し、大人や子供を問わず、症状が似ているものがある。
と書いています。
西洋医学より先んじること1500年前に感染症があると説明しています。
さらに癘気は老若男女を問わず、触れたもの全てが発病し、邪は口鼻から入ると書かれています。
目に見えないものを理解していた当時の人は尊敬に値します。
西洋医学の範疇では捉えきれない感染症にも東洋医学は対応しうると言えます。
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