着床の問題
着床に問題があって妊娠ができない原因は、大きく分けて2つあります。
①器質的な着床障害
子宮内に子宮筋腫が突き出している場合(子宮粘膜下筋腫)や子宮内膜にポリーブができていると、その場所や大きさによっては着床しにくくなることがあります。また、子宮の奇形(重複子宮、双角子宮など)先天的な子宮奇形がある場合は着床が困難となる場合があります。
体調のご相談で、子宮筋腫のお悩みを持っている方が、とても多いのに驚かされます。
原因としては、現代の食養生にあると私は思います。
子宮筋腫に悪いとされている食材として、肉、魚、卵、乳製品、パン、白砂糖(甘いもの)、アルコールなどがあげられます。健康誌やTVなどの影響か、ヨーグルトを食べましょうなど過大広告が多く目に付きます。乳酸菌の考えとしてはいいのではないかと思いますが、乳製品の摂りすぎに注意して下さいとは言われていないのが不思議ですね。上記の食材だけで1食を済ませてしまう方も多いのではないかと思います。
東洋医学では子宮筋腫を瘀血(おけつ)と、しっかりと治療目的としています。
食事の改善だけで子宮筋腫が小さくなったという方もいますが、漢方薬と併用されるとよりいいので、ご相談ください。
②ホルモンの問題による着床障害
卵胞ホルモンによって厚くなった子宮内膜は、黄体ホルモンの作用により着床しやすい状態となります。この黄体ホルモンが十分に分泌されない場合、着床がうまくいかないことがあります。
西洋医学では、ホルモンを直接的に体内に入れると考えますが、そもそもホルモンのバランスが悪くなった原因を改善しなければいけないと考えるべきだと思います。
東洋医学では、子宮内膜が薄い状態で一番多いケースは、血虚(けっきょ)『血液が足りない状態』、陰虚(いんきょ)潤いが足りない状態の場合が多いです。
着床障害が原因な場合も漢方薬や自然薬で十分改善される可能性がありますので、ご相談下さい。
鶴見・横浜 不妊専門相談薬局
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松山 拓郎