ダイエット 漢方コラム
2018.06.26
ストレスを溜めない、無理をしない。 ストレスは万病のもとといいますが、実際その通りです。 いくつかのことわざを挙げてみましょう。 『断腸の思い』とは、典型的な心身症の症状を言い当てています。 心身症とは精神的なストレスが身体症状として出ることをいいます。 実際に腸がちぎれるような激痛があって受診し、さまざまな検査を受けても腸のどこにも何も病気も原因もないのです。 悲しみや不安といった精神症状が腸の激痛として現れたわけです。 『腹ふくれる思い』とは、怒りや不満を我慢することをいいます。 我慢はおなかにたまっておなかはふくれ、胃がつかえて食欲がなくなることがあります。 女性では、不安や我慢、怒りなどのストレスから、卵管が痙攣することがあります。 卵管の内腔は一番太いところでも、鉛筆の芯ぐらいの細さです。 痙攣を繰り返すと、卵子も受精卵もスムーズに通過できず、妊娠しにくい原因になる可能性があります。 私にはストレスなんてない!という方も、実はストレスはあるけれど、自覚していないことがあります。 誰にでもストレスは存在しています。 誰でもストレスはあります。 ストレスを上手に解消するには、ストレスの原因やそれに伴う体調不良や不快症状を自覚することです。 ストレスにもマネージメントが必要なのです。 ストレスマネ-ジメントの基本は、無理をしすぎず、我慢しすぎないことです。 体が疲れたら仕事を休む、家事の手を抜く、外出を控える、ゆっくり眠るなどして、体を休ませてあげましょう。 心が疲れたら、心を癒す時間を作りましょう。 心の癒しにつながるのは、自分が好きなこと、これをすると心が休まるということをすればいいのです。 心身を休めるには、無理をしないこととあわせて、自分が好きなことをするのが一番です。 好きなことをすると、脳の中の快感神経が活性化します。 報酬系といって、笑顔につながる、あるいは心がリラックスする分野への血流がドッと増えることがわかっています。 どちらも体にも心にもとてもよい薬の役目を果たします。 漢方薬や自然薬でストレスに負けない体作りを!! ストレスの少ない環境を作ろうと考えても、現代の社会で生きている以上なかなかストレスフリーな環境を作ることができません。 だって私がそうだからです。 東洋医学には、ストレスを違う言葉で表現しています。 ストレス=気滞(きたい)。 現代医学の西洋医学ではストレスの概念がなく、治すことができませんが、東洋医学では気滞が存在するということは、治すことができるのです。 ストレスが多く身体にかかっているのか、ストレスに弱い身体になっているのか個人では異なります。 バランスのとれた身体に近づけていくことが、妊娠力を高めていくことにも繋がり親から子供へと受け継いでいくのです。 不妊症でお困りの方などご相談ください。 鶴見・横浜 不妊専門相談薬局 KANPORO松山漢方相談薬局 TEL 045-718-6801 松山 拓郎