ダイエット 漢方コラム
2018.01.26
妊娠に関係するホルモンはどんなものがあるの? 女性の体内に関係するさまざまなホルモンが分泌され、お互いに協同しながら働いています。 妊娠が成立するために働くホルモンたちを紹介しましょう。
①脳の視床下部から出るホルモン 視床下部の額の裏側にあたる位置にあります。 ここからは、性腺刺激ホルモン放出ホルモンというホルモンがでています。 長くてややこしい名前ですが、性腺刺激ホルモンを放出させるホルモンということです。 性腺刺激ホルモン放出ホルモンは、略してGnRHとも呼ばれています。 ②脳の下垂体から出るホルモン 下垂体は、視床下部の下にある間脳というところにある小さな臓器です。 ここからは、卵巣に直接働きかける性腺刺激ホルモンが出ています。 性腺刺激ホルモンはゴナドトロピン(Gn)とも呼ばれています。 性腺刺激ホルモンには卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンという2つのホルモンがあります。 働きはどちらも名前の通りです。 卵胞刺激ホルモンは卵胞(卵子の入った袋)を刺激し、発育させます。 黄体形成ホルモンは排卵した後の卵胞を黄体に変化させる働きをしています。 卵胞刺激ホルモンはFSH、黄体形成ホルモンはLHとも呼ばれています。 ③卵巣から出るホルモン 卵巣からは卵胞ホルモン、黄体ホルモンという2つのホルモンが出ています。 卵胞ホルモンはエストロゲン、黄体ホルモンはプロゲステロンとも呼ばれています。 以上のホルモンには流れがあります。 ひとつは視床下部→下垂体→卵巣という上から下への流れ、もうひとつは卵巣→下垂体→視床下部という下から上へ逆の流れです。 ホルモンのコントロールタワーは視床下部にあって、下垂体や卵巣から分泌されるホルモンの量を調節しています。 分泌量が少ないともっと出しなさいと指令を出します。 合わせて多くなるともう十分と分泌を止めます。 卵巣や下垂体が視床下部に十分ですと知らせる仕組みをフィードバックといい、ホルモン全体の流れや分泌量をコントロールするために、大切な役目をはたしています。
松山漢方相談薬局では、女性ホルモンが正しく働くように身体のバランスを整える漢方薬や、身体やホルモンの栄養を補う自然薬を個人に合わせ服用することができます。 人間にはホルモンを調節する機能があり、現在の自分のホルモン量が自然な状態で、その状態から、ただホルモン剤のように直接ホルモンを体内に取り入れれば、身体は過剰と判断し、結果としてホルモンの分泌をさらに抑えようと働くはずです。 人間の身体は足りないから補うというほど単純なものではないのを理解し知って頂きたいのです。 命を繋ぐこととは、まずは本人が健康の状態でバランスを整えることが最も重要です。 松山漢方相談薬局では、健康であることが不妊治療で最も必要なことであるという、当たり前のことかもしれないが、その当たり前のことがとても大切だと思っています。 不妊症やこれから妊娠・出産を考えている方など、ご相談下さい。 鶴見・横浜 不妊専門相談薬局 KANPORO松山漢方相談薬局 TEL 045-718-6801 松山 拓郎