ダイエット 漢方コラム
2017.02.15
妊娠しやすい体づくり(東洋医学の考え) 東洋医学のお話をすると、聞きなれない言葉が多く難しく聞こえ、理解がしずらいと言う方が多くいます。しかし、東洋医学の考えには、しっかりとした治療目的があり、不妊症で悩まれている方のお役に立てるものだと考えています。 東洋医学では、体を整える(妊娠しやすい体)ために基本となるのが、『気・血・水』の3つのエネルギーです。 これらのエネルギーは、全身を走っている経絡という通り道を流れています。 東洋医学では、人の体は『気・血・水』が密接なつながりをもって、維持されていると考えられています。この中のいずれかが過剰になる、不足するなどの『気・血・水』の乱れによって、体の不調が起こります。つまり、妊娠しやすい体を作るということは、『気・血・水』のバランスを整えるということなのです。 ・気(き)・・・3つの中で最も重要なエネルギーです。体を成長させる、内蔵を動かす、血や水を循環させるなど、体の機能を正常に保ち生命を維持します。まさに生命力そのものです。 ・血(けつ)・・・各器官に栄養を与え、体に潤いを与えるという役割を持ちます。一般的にいう血液と同じような働きをしますが、東洋医学では精神活動を支えて心の安定を保つ働きも担っています。 ・水(すい)・・・血液以外の水分、つまり体液のことです。皮膚や内臓、筋肉、目、耳、鼻、口、舌などに潤いを与えて、体の動きを円滑にします。また、体の熱を冷ます、便通を促す働きもあります。 今回は、東洋医学のほんの少しのことをお伝えしましたが、もっと詳しいことが知りたい方は、直接ご相談下さい。 次回は体が不調になったら、どうなるのかをお伝えします。 鶴見・横浜 不妊専門相談薬局 KANPORO松山漢方相談薬局 TEL 045-718-6801 松山 拓郎