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ダイエット 漢方コラム

免疫力って

2020.03.28

 

こんにちは、松山漢方相談薬局 横浜桜木町店の小島です。

今回は新型コロナウイルス関係、花粉症などでテレビや雑誌、SNSでよく目にする「免疫力」について

言葉は知っているけど、実際のとこ詳しくは知らないことも多いと思います。

今回はその「免疫力」がどのようなものなのか少し詳しく紹介していきたいと思います。

 

目次

  • 免疫力

  • 自然免疫と獲得免疫

  • 免疫力を上げる 食材

  • 免疫力を上げる 生活習慣

  • 最後に

 

 

免疫力

 

まず免疫力とは、「疫(病気)を免れる力」のことです。

免疫は一度病気にかかったら二度とかからない、あるいは抵抗ができる生体反応です。

インフルエンザのウイルスや病原菌などの体にとっての異物が体内に侵入すると、体の免疫システムが働き、

侵入してきた異物から体を守ってくれます。さらに、体内で発生したがん細胞などにも対応します。

つまり、免疫力が低くなると、がんやインフルエンザなどの様々な病気にかかりやすくなってしまうということです。

そもそも免疫には、大きく分けて「自然免疫」と「獲得免疫」の二つの役割分担で構成されています。

その役割分担について違いをみていきます。

 

「自然免疫」と「獲得免疫」

 

自然免疫

侵入した異物(ウイルスや細菌など)が体内に入ってくると、敵の目印関係なく迅速に認識してパクパクと食べてやつけます。

その役割を果たすのが、マクロファージ樹状細胞好中球といった貪食細胞です。

また、この貪食細胞は侵入した異物に共通した情報を認識し、新たに入ってきた標的を見定めることができるよになります。

そしてひとつの個体でたくさんの種類を見ることができるようになります。

他には、癌細胞やウイルス感染細胞自体を破壊する、あるいは増殖を抑える必要があります。

 

その役割を担うのが細胞傷害性のNK細胞が担当しています。

NK細胞はウイルスや細菌に感染した細胞を破壊し、死んだ細胞は掃除屋でもあるマクロファージが食べて片付けます。

自然免疫だけではカバーしきれないものもあります。

そこで大事になってくるのが、「獲得免疫」です。

 

獲得免疫

樹状細胞が異物の死骸や破片を取り込み、その情報を「ヘルパーT細胞」と「キラーT細胞」に伝えます。

まず、「ヘルパーT細胞」はB細胞に異物を認識する抗体を作るように指示を出します。

この抗体は、体内に入ってきた異物と結合することによって、貪食細胞に食べてもらえるように目印の役割があります。

キラーT細胞は名前の由来通りで感染した細胞を殺すことができます。

以上の二つが獲得免疫系の主な働きです。

 

簡単に言うと

「自然免疫」は生まれ持って、侵入してきた異物に対して、もともと備わっていた体内の力でやつけること。

「獲得免疫」は1度かかった病気が2度目にかかりにくいシステムをつくること。

 

花粉症もこの免疫反応によるものです。

体内に花粉(アレルゲン)が入り、体内がその花粉に対して過剰に反応、排除しようする「免疫反応」が起きることで鼻水・鼻

づまり・くしゃみなどの症状が起きます。

こういった免疫機能は、もともと細菌やウイルスなどの私たちの体に害になる病原菌から体を守る機能です。

通常、免疫機能は私たちの体を健康に保つ役割を持っていますが、時には食べ物など害がないものに対して反応してしまうこと

があります。これがアレルギーと呼ばれ、花粉症の原因になっています。

そもそも、昔の時代には花粉症という病気は存在しませんでした。

よく「食の欧米化」と言われますが、日本人の食生活は、肉や魚、乳製品などの摂取量が増え、高タンパク質・高脂肪食になり

ました。

この食養生の変化が過敏体質の人や花粉症などの免疫系に影響を及ぼしてきたと言われています。

ストレスや食生活、生活習慣は免疫力に大きく関わっています。

西洋学的治療や東洋学的治療だけに頼らず、生活習慣や食生活の改善とストレスの克服などが重要になってきます。

野菜や穀物を中心とした和食を見直す必要があると思います。

 

免疫力を上げる食材

 

例えば、ニンジンはビタミンAの宝庫と言われ、体内の粘膜を正常に働かせる力があります。

レンコン、ジャガイモ、ブロッコリーはビタミンCが多く含まれ、白血球の働きを強化して免疫力を高めます。

さらにブロッコリーに多く含まれるビタミンEは血行を促します。

またビタミンEはビタミンCと一緒に摂ることによって抗酸化作用がより高まります。

また、豆腐や豆乳などの大豆食品はイソフラボンが含まれており、活性酸素を抑制する抗酸化作用により、基礎的な抵抗力強化

にもつながります。

ゴボウ、レンコン、ブロッコリーの食物繊維には、感染症などに対する抵抗力をつける成分が含まれます。

キノコ類には多くの食物繊維だけではなく、「β-グルカン」という免疫を高める成分が多く含まれています。

β-グルカン」は、白血球の中にある免疫物質のマクロファージやリンパ球を刺激して活性化する作用を持つ栄養素です。

そのため、キノコ類は免疫力が高まるといわれています。

また、ニンニク、タマネギ、長ネギに多く含まれる硫化アリルは、一部が体内でアリシンという成分に変化し、免疫力を高める

効果があります。

アリシンは、ビタミンB1B2の吸収力をアップさせる効果もあり、B1は体内の糖質の分解を促進させ、B2は代謝を促進し、細

胞の活性化を促してくれます。疲労がたまると、免疫力と抵抗力の低下にもつながります。

 

その他に、カラダの中の器官の中で免疫力と深い関係のあるものに「腸」があげられます。

腸は食べ物の消化・吸収以外にもカラダの中の免疫細胞の約60%が存在していると言われ、食べ物などと一緒に侵入してきた有

害な細菌やウイルスをブロックして体内に吸収させない仕組みを持っています。

そのため、腸内環境が乱れてしまうと免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなどに感染しやすくなります。

日頃から「腸」を意識し、腸内環境を整えることが大切です。

例えば、納豆やヨーグルト、チーズ、味噌などの発酵食品は腸内の善玉細菌を増加させて、腸内環境を整える作用があります。

 

免疫力を上げる生活習慣

 

・質の良い睡眠

睡眠時間の確保も大事ですが、「質の良い睡眠」をとることで免疫力が上がります。

1、寝る 2 時間前は食べない。過度な飲酒も避ける。

2、湯船に浸かり、身体を暖める

3PC やテレビ、スマートフォンなどの使用を控える。

以上のことを習慣づけていきましょう。

 

運動

まずは1日に10分程度の体操をするだけでも良いですから、運動を習慣付けることが大切です。

可能であればうっすら汗をかく程度の時間、散歩ができるとよいでしょう。

外出ができない場合、家の中でできる簡単な運動でも構いません。

運動は免疫機能を向上させる他にも、生活習慣病を予防したり、転倒を防いだり、脳を活性化させ るなどの効果があります。

また、ストレッチは血流の促進、リラックス効果、疲労回復効果があります。

運動、ストレッチなどの組み合わせると効果的です。

 

・笑顔

笑うと免疫機能を活性化させるホルモンが分泌され、免疫力がアップすると医学的 に証明されています。

また、ガンを抑制する作用の効果、認知症の抑制効果も期待されます。更に、この効果は作り笑顔においても有効です。

 

最期に

 

今回は免疫力に関して記載しました。

免疫力とは、病気などに対抗し体を守ろうとする力のこと。免疫力が高まると病気になりにくくなります。

私たちの周りはには様々のウイルスや病原菌などがありますが、免疫力がそれらの脅威から私たちを守ってくれるおかげで、

健康的な日々を過ごせます。ちなみに免疫力は20歳前後をピーク、その後は少しずつ低下していきます。

また、現代人は生活習慣の悪化やストレスなどで免疫力が下がっている人が多くいます。

身近に出来る免疫アップの活動を始めていきましょう。

 

また新型コロナウイルスの影響でスポーツやイベント、商業施設関係の自粛が相次いでいます。

今回のコロナウイルスに関しては、もっと危機感を持つべきだと思いました。

自分たちが軽症で済んだとしても、大事な両親や祖父母などの家族に感染させてしまう危険があります。

前にご紹介した新型コロナウイルス対策として、「手洗い」「マスクの着用」「咳エチケット」などの予防策を継続・徹底

することが必要です。

 

松山漢方相談薬局では体質チェック、食事や生活習慣のカウンセリングを行っています。

繰り返す症状でお困りの方、身体を根本から立て直すことをお勧めしています。

 

以上で終わります。

皆様が健康で過ごせますように( ͡° ͜ʖ ͡°)

 

松山漢方相談薬局 鶴見店

神奈川県横浜市鶴見区豊岡町2-2

鶴見フーガ2 307

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