ダイエット 漢方コラム
2020.03.09
こんにちは、松山漢方相談薬局 横浜桜木町店 小島です(☝︎ ՞ਊ ՞)
みなさんも経験あるのではないでしょうか?
花粉症やアレルギー性鼻炎で苦しい時期はずっとティッシュの山づくり
花粉で目が炎症、充血するためコンタクトが使用できない
一日中鼻をかむので、鼻の下が赤くなっている状態
急激な温度変化、タバコの煙、飲酒などによって起こる鼻症状
鼻水も、「これだけの量がどこからでてくるんだろう」と不思議に思います。
本日はアレルギー性鼻炎(花粉症も含む)について説明したいと思います。
アレルギー性鼻炎、花粉症はいずれも「くしゃみ」、「鼻水」、「鼻づまり」が3大症状です。
・くしゃみ
鼻の中の異物を外へ出すための体の反応です。
立て続けに出るくしゃみに、鼻水や鼻づまりを伴い、熱やだるさがなければ、アレルギー性鼻炎と考えます。
・鼻水
アレルギー性鼻炎が原因の鼻水は、水のようにさらさらした、水様性の鼻水がほとんどです。
粘り気や色のついた鼻水の場合は、ほかの原因も考えられます。
・鼻づまり
鼻の粘膜が腫れて空気の通り道を狭めている状態です。
口を閉じるか、つまっていないほうの鼻を押さえると息がしにくくなります。
かぜでもないのに鼻がつまる場合は、アレルギー性鼻炎を疑いましょう。
・その他の症状
目、のど、皮膚などでも炎症の症状がみられることがあります。
目に症状が出た場合は、涙が出てきてかゆみを感じたり、白目とまぶたが赤くなって腫れてきます。
花粉症の場合は、それに加えて、眼の症状(かゆみ、涙目、結膜充血など)が出ることが一般的です。
*鼻かぜ(急性鼻炎)との違い
鼻かぜでは、発熱・粘液性の鼻水・鼻粘膜が赤くなる・短期間で軽快する。
アレルギー性鼻炎では、水溶性の鼻汁が激しく出る・鼻粘膜が青白くむくむことが多い・
一年中おきる(通年型)・決まった月、季節の変わり目に起こる(季節型)。
アレルギーは、異物に対する防御システムが働いて起こるものです。
アレルギー性鼻炎は、一般的に、ハウスダスト、花粉類、カビ類、動物の毛・フケなどが原因(アレルゲン)となり、
体にとって異物となるこれらのアレルゲンに対して、過敏症状を起こしてしまうのです。
①アレルゲンが体内に入ると、まずは異物を何でも食べる細胞「マクロファージ」が食べ、その情報を「リンパ球」に伝えます。
↓
②リンパ球は異物と認識して、次に入ってきたらすぐに攻撃できるよう、目印となる「抗体」を作ります。
抗体は血液や粘膜内にある「肥満細胞」にくっつきます。
↓
③再びアレルゲンが体内に入ると、抗体のくっついた肥満細胞の表面で、アレルゲンと抗体は鍵と鍵穴のように結合します
(抗原抗体反応)。
これが引き金となって、炎症を引き起こす化学伝達物質(ヒスタミン、ロイコトリエンなど)が肥満細胞から放出されます。
ヒスタミンは知覚神経を刺激してくしゃみや鼻水を、ロイコトリエンは鼻粘膜の血管を刺激して鼻づまりを起こします。
アレルギー性鼻炎は抗原抗体反応から始まり、
抗原(アレルゲン)には次のようなものがあります。
1、ハウスダスト-約70%はヒョウダニが代表で、その他ペット、植物、食物、細菌、カビ
2、花粉 -鼻アレルギーの20~30% これが花粉症といわれます。
3、真菌 -鼻アレルギーの約5%
4、その他、職業性抗原や、牛乳、ソバなどの食物
気管支喘息やアトピー性皮膚炎を合併している人も多く、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の約70%はアレルギーに関与しているとも言わ
れます。
鼻炎は、普段の生活で症状をやわらげることができます。
たとえば、鼻水や鼻づまりが続く場合は、加湿器などを置いて部屋の湿度を一定に保ち、乾燥しないようにします。
また、お風呂に入ると、鼻腔が温まり、血液が循環して鼻の通りがよくなります。
実は体の冷えも鼻炎症状を悪化させやすいのです。
このほか、鼻炎は疲労やストレスなどで、症状が悪化しやすくなるので忙しいときも十分な睡眠や休息をとるよう心がけて下さ
い。できるだけ生活のリズムを整え、ストレスをためないようにしましょう。
ストレスで自律神経が乱れたり、免疫系に影響したりして、アレルギー症状が悪化することにもなりかねません。
対策(花粉がアレルゲンの場合)
・テレビ、新聞やWebなどで花粉飛散量の多い時を避ける
雨上がりの晴れた日、晴れて湿度の低い日や風の強い日、夜より昼間のほうが花粉の飛散量が多くなる傾向があります。
特に12時~14時の間は花粉飛散量が多くなりやすいので、外出時には特に注意が必要です。
・マスクやメガネでガード
マスクの場合、ガーゼを水に浸し、固く絞ってから内側にはさみます。
湿らせたガーゼが花粉の通過を防ぐと共に、のどの乾燥の緩和にも役立ちます。
花粉用のマスクを使用するのもおすすめです。
・衣類などについた花粉を、室内に持ち込まない
帰宅時には、玄関先で衣類や髪についた花粉をはらいます。
外に干した洗濯物や布団は、花粉をはたき落としてからとりこむようにしましょう。
花粉が飛ぶ時期は外に干すのを控えて下さい。
・空気清浄機を上手に活用
舞い上がった花粉は床に落下することが多いので、天井近くより床に置くほうが効果的。
対策(ハウスダストがアレルゲンの場合)
・室内・寝具のお手入れ
布団や毛布はよく日に干して掃除機をかけ、表面に付着したダニやその死骸・フンなども吸い取ります。
枕カバーやシーツの洗濯もこまめに行いましょう。防ダニ加工を施したカバーを使うのもおすすめです。
・カーペットやぬいぐるみを避ける
布製品は、ほこりがたまったり、ダニがつきやすいものです。できる限り減らした上で、日常生活に必要な布製品はこまめな洗
濯を心がけて下さい。
・こまめな換気
現代の住宅は密閉性が高いため、室内に湿気がこもりがちです。
ダニやカビが繁殖しやすい高温多湿にならないように、室内の換気に気をつけましょう。
夏場はエアコンを用いて室内を乾燥させるのもおすすめです。
湿度50%以下、室温20~25度に保つとよいでしょう。
・室内でペットを飼う場合のこまめな掃除
犬や猫などの動物の毛は、それ自身がアレルゲンになります。毛やフケは、ダニのエサにもなりますので、注意が必要です。
漢方では以下の二つに分けること考えます。
1、 くしゃみ、鼻水、鼻粘膜蒼白(寒証型)
寒い風に当たるとか、クーラーで冷えた部屋にいると悪化し、温まると軽くなる。
2、 鼻閉、鼻粘膜発赤、腫張(熱証型)
温かい部屋に入るとか、寝てフトンで体が温まると症状が強くなり、冷たい空気を吸うと軽くなる。
また、漢方薬局の考えとして (外因は外からの原因、内因は体内環境)
外因は変化の条件であって、内因は変化の根拠になります。
外因は内因を通して始めて変化(発症)すると考えます。
→外因である抗原があっても、内因が大丈夫なら、アレルギー性鼻炎や花粉症は発症しません。
(同じ量の花粉にさらされても、発症する人としない人がいるのは内因すなわち、体質の差と考えられます。)
症状からは「寒証」と「熱証」の差はあるものの
その下地には漢方でいう「水毒」さらに「瘀血」が原因に関わってきます。
水はけの悪く、水が滞ってしまう体質を水毒体質といいます。
体内の余分な水が粘膜に移行し、クシャミ、鼻水、鼻閉、涙、かゆみなどの症状につながると考えます。
そこのところを改善し、体内の余分な水の偏在を正します。
さらに食養生は大切です。
身体を冷やすもの、甘いもの、果物、缶ジュース、コーヒーなどの清涼飲料水は控えましょう。
松山漢方相談薬局では体質チェック、食事や生活習慣のカウンセリングを行っています。
繰り返す症状でお困りの方、身体を根本から立て直すことをお勧めしています。
以上で終わります。
皆様が健康で過ごせますように( ͡° ͜ʖ ͡°)
松山漢方相談薬局 鶴見店
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