ダイエット 漢方コラム
2014.05.17
『気滞体質の養生法』
気滞とは、身体の巡る気が、ストレスなどの精神的要因によって滞ってしまう状態を言います。
気滞体質の特徴としては、イライラして怒りっぽい、気分が抑うつしやすい、のどに物が詰まったような違和感を感じる、口が苦い、ゲップやおならが出やすい、ため息がでる、月経前に乳房が張って痛むなどPMS(月経前症候群)の症状があるなどです。
季節では、特に今の時期の春に起きやすく、五臓六腑で言われる肝の失調により気の巡りが悪くなると考えるのです。
気滞体質の生活のアドバイス
日ごろから自分なりの気分の発散方法を見つけておくよう心がけましょう。瞑想や呼吸法で心を落ち着けたり、適度なスポーツやサウナなどで汗をかくと気の発散につながります。
気滞体質の食養生
イライラや頭痛、赤ら顔があるときは、熱性のある辛味の食材は控えましょう。
唐辛子、にんにく、ねぎ、しょうが など
おすすめの食材は、香りのある野菜など気の巡りをよくします。
レモンなどのかんきつ類、シソやパセリなどの香り野菜、あさり、しじみ、牡蠣など
気滞体質の方の強い味方の生薬 『麝香』(ジャコウ)
近年、情報社会が急激にすすみ、携帯やインターネットなどのストレスが、現代人のストレスを助長しています。老後や病気の心配、人間関係のイライラ、リストラ不安、ノルマのプレッシャーなど、現代人には常にストレスに囲まれて生活しています。そんな私たちにとってジャコウ(麝香)は、きわめて重要な意味を持つ生薬と言えます。
東洋医学では、全身に張り巡らされた経絡(気の通り道)に、目に見えないエネルギーである気が通じることによって健康が保たれていると考えます。
そして病は、精神的ストレスや運動不足、冷えなどによって、この気が滞ってしまうことから発生すると考えるのです。
ジャコウジカの雄のジャコウ嚢または嚢中の分泌物を乾燥したジャコウは、古来、全身の気の巡りを改善し、病を防ぐ高貴薬として用いられてきた生薬です。そのすぐれた効能はストレス社会においてなくてはならないものと言えるのです。
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松山 拓郎