ダイエット 漢方コラム
2013.09.27
Q、不正出血があって不安です。
A、子宮内膜ポリープという可能性も
不正出血の原因で多いのは、子宮筋腫と子宮内膜ポリープという病気です。これは、発生する場所や大きさによって、受精卵の着床を妨げる着床障害になることがあり、不妊の原因になります。とくに、月経から約2週間後の排卵日の不正出血は、よくあることと軽く見られがちですが、実は子宮内膜ポリープのことがほとんどです。このほか、まれに初期の子宮がんということもあります。いずれにしても、早めに受診するか、漢方薬局にご相談下さい。
Q、子宮内膜症があると診断されました。
A、炎症や癒着を起こしがち。早期治療が大切です。
子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が、卵巣や子宮の筋層など、子宮腔内以外の場所で増殖する病気です。卵巣にできると卵巣チョコレート嚢胞、子宮の筋層にできると子宮腺筋症とよばれ、どちらも不妊の原因になります。また、子宮内膜症の組織は月経血のように体外に排出されないため、卵巣や子宮筋層に血液がたまると、炎症や周囲の組織と癒着を起こしがち。東洋医学では、これらの症状を瘀血(おけつ)といいます。早期治療が必要なので漢方薬局にご相談下さい。
Q、過去に中絶の経験があります
A,あまり心配はないですが、子宮内膜の状態を調べてもらいましょう。
妊娠中絶の経験が原因で、不妊になることはあまりありません。むしろ、過去に妊娠することができたという実績から、現在も妊娠できる可能性が十分あると考えられます。ただし、妊娠中絶の手術の際に、子宮内膜が傷つくことがあり、妊娠がしにくくなることも。心配な場合は医師に相談し、超音波検査や子宮鏡検査で、子宮内膜や子宮腔内の状態を調べてもらうといいでしょう。
不妊症のお悩みご相談下さい。
045-718-6801