ダイエット 漢方コラム
2014.06.02
不妊症の方の漢方から見た『妊娠力』『元気』
漢方でいう妊娠力は、簡単に言うと『元気』がみなぎり、体のバランスが整った状態(健康な状態)のことを言います。
元気?そんなの当たり前だよと思う方が、ほとんどだと思いますが、その何気なく使っている『元気』について、説明しているのが東洋医学なのです。
さらには、元気を補うことができ、バランスを整えることが出来るのが漢方薬や自然薬です。
少し難しく思うかもしれませんが、その『元気』について簡単に説明します。
『元気』はまず(先天の気)と(後天の気)に分けることができます。
その二つを合わせた気が肝によって全身をめぐることで作られます。
(先天の気)を作るのは腎で、腎は腎臓のみではなく、内腎、副腎、外腎の3つを指します。なかでも外腎は泌尿生殖器、つまり女性では子宮・卵巣など、男性では睾丸などにあたる、まさに妊娠・出産の要です。
(後天の気)とは胃腸の力のことです。胃腸が弱い人は、卵巣や子宮に栄養が回りません。胃腸を強め、後天の気を高めることで腎に力がつけば、おのずと妊娠力はアップします。
気をめぐらせる肝は、もともとストレスを受けやすい場所で、ストレスで肝がダメージを受けると、気が滞ります。その状態が、現代の自律神経失調症や神経症なのです。
また、自律神経が乱れてホルモンバランスが崩れると、妊娠力も低下します。
難しいことを、ずらずらと書いてしまったのですが、
要するに不妊治療をする上で、とても重要なことは、お母さんになるための準備をして欲しいのです。
妊娠ができたらゴールではありません。
妊娠を安定、継続しなければなりませんし、さらには、出産、子育てと、とても大変なことなのです。
その全てが、本当に大切なことなのです。
中には病院で漢方薬を処方してもらっているから安心という方もいますが、妊娠、出産などのトータルケアまで出来ていないのがほとんどで、一時的な対症療法で漢方薬が使われている現状に、とても悲しく残念に思います。
不妊治療だけではなく、自分自身の健康や元気についても、一度、考え直してみてはいかがでしょうか。
不妊で悩まれている方、どうしたら良いのか分からないなど、お気軽にご相談して下さい。
体質に合った漢方薬や自然薬を選ぶことがとても重要なことです。
体質改善や症状などにお困りな方は、ご相談して下さい。
漢方、ダイエット、不妊症、自律神経失調症、更年期障害などのお悩みの方は、ご相談して下さい。
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松山 拓郎