ダイエット 漢方コラム
2021.03.15
こんにちは( ´ ▽ ` )
KANPORO松山漢方相談薬局 鶴見店スタッフ茉佑香です。
健康的に痩せるには、運動をたくさん行うよりも大切なことは食生活の
改善と言われています。
しかし、食生活の改善と言っても具体的には何を改善して良いのかわからない・・・
と悩まれている人も多いかと思います。
食事を改善すると言えば
・炭水化物を抜く
・油を抜く
・野菜しか口にしない
・りんごダイエットなど1つの食材しか口にしない
など、様々なダイエット方法があるかと思います。
間違えた方法で食事の改善をしてしまうと食事の栄養バランスが乱れてしまい
かえって痩せにくい体質や過食の原因にもなってしまいます。
特に、油を摂らないように意識する人も多いと思いますが、油も健康に痩せる
ためには必要な食材になります。
今日は『健康的に痩せるには油も必要な理由や良い油と悪い油』について
詳しく載せていきたいと思います。
〜目次〜
油と言えば太るというイメージがあり、なるべく摂るのを避けている・・・
という人も多いでしょう。
健康的に痩せるには太りそうなイメージのある油も摂って欲しいのですが、
なぜ痩せるために油が必要なのか載せていきたいと思います。
① 生きていくのに必要な栄養素
油は身体の中で脂質となり、摂りすぎてしまうと消化されることなく
そのまま脂肪として身体に蓄積されてしまいます。
また、脂質は細胞の材料となる栄養素にもなり、油を摂取すると肝臓から作られる
余分な脂肪を作るのを防ぐことが出来ます。
なので、油を抜いてしまうこと余分な脂肪を作りやすくしてしまうことや
脂肪が蓄積されやすくなってしまうので、太りやすい体質となってしまいます。
② 便秘を防ぐ
油を抜いてしまうと腸の中の便が出にくくなってしまうため便秘を招いて
しまいますが、油を適度に摂ることで便の滑りが良くなって便秘を防ぐ
ことが出来ます。
③ 健康面での安定
身体の中の油が不足してしまうと女性ホルモンの分泌量が減ってしまい、
肌荒れの原因となります。
女性ホルモンの分泌量が減ってしまうことで肌に影響があるだけでなく、
・生理不順
・生理痛
・抜け毛
・脳の働きの低下
・うつ病
・自律神経失調症
など、健康面でも様々な悪影響を与えてしまいます。
油は摂りすぎても摂らなさすぎてもダイエットや健康面で悪影響を与える
場合があります。
健康に必要な量を摂取するようにしてください。
油は全く摂らなければ健康面でもダイエットでも悪影響を与えて
しまいますが、好きな油を好きなだけ摂って良いと言うわけでは
ありません。
ダイエットに向いていない油=なるべく避けてほしい油について
載せていきたいと思います。
① 飽和脂肪酸
飽和脂肪酸が含まれた油とは
・ラード
・バター
・パーム油
・植物油脂
のことを言い、主に『お肉・乳製品・加工食品』に含まれている油の種類と
なります。
② トランス脂肪酸
よく耳にすることが多いと思われる『トランス脂肪酸』ですが、
トランス脂肪酸が多く含まれる油の代表的な食品はマーガリンです。
他にもファストスプレッドやショートニングがあります。
トランス脂肪酸が健康にもダイエットにも良くないと言われている理由は
悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らしてしまうことで
動脈硬化などによる心臓疾患のリスクが高くなってしまい、命に関わるリスクも
高くなってしまいます。
悪玉コレステロールが増えるということは中性脂肪も増えやすくなってしまうため、
太りやすい体質を作りやすくしてしまいます。
飽和脂肪酸とトランス脂肪酸が多く含まれた食品は健康のためにも、
ダイエットを効率よく行うためにもなるべく避けるようにしてください。
では、ダイエット中でも積極的に摂ってほしい油について載せていきたい
と思います。
① アマニ油(亜麻仁油)
アマニ油は身体に必要な『オメガ3系脂肪酸』が含まれています。
オメガ3系脂肪酸がなぜダイエットに良いのかというと
血液中や肝臓の中性脂肪の量を減少させる働きがあることから
ダイエット効果が期待出来ると言われています。
ダイエット効果以外にも
・血液の流れの改善
・腸内環境を整える
・記憶力の向上
・筋肉痛の軽減
・女性ホルモンを整える
・美髪効果
・美肌効果
などの効果もあるそうです。
アマニ油は熱に弱いので、サラダにかけて食べていただくことが
オススメです。
② えごま油
えごま油もアマニ油と同様にオメガ3系脂肪酸が含まれています。
他にもα-リノレン酸という成分が含まれていて、脳の神経細胞を活性化
させる働きがあると言われていて、認知症に効果があるとも言われています。
他にもアマニ油と同様の効果があるそうです。
えごま油も熱に弱いので仕上げとしてかけて食べると良いでしょう。
えごま油もアマニ油も酸化しやすい油になるので、1〜2ヶ月くらいで使い切る
ようにしましょう。
いくらダイエットや身体に良い油だからと言って、摂りすぎてしまうのは避けて
ください。
積極的に摂ってほしい油となるべく避けた方が良い油について
載せてきましたが、どんな油を摂る時にも気をつけなければならない
注意点があります。
油を摂る時に何に気をつけなければいけないのかを紹介していきます。
① 摂取量
どんなに身体に良いと言われている油でも摂りすぎてしまうと脂肪に変わり、
身体の中に蓄積され、太りやすい体質を作ってしまいます。
痩せやすい体質を作るためにも油の摂取量には十分に気をつける必要が
あります。
油の摂取量として理想となる量は
★ 女性の1日の油の摂取量は約48g
☆ 男性の1日の油の摂取量は約62g
※ 小さじ1杯は4gと言われています。
と言われていますが、あくまでも平均となる数字なので、
個人の消費カロリーや年齢などによっても異なります。
② 見える油と見えない油に注意
見える油と見えない油と言われてもピンと来る人も少ないかと思いますが、
見える油・・・野菜炒めなど炒め物やパンに塗るバターなど
見えない油・・・お肉や魚に含まれている油や加工食品・お菓子など
1日に摂取する油の80%が見えない油と言われています。
食事内容を確認し、自分がどれだけ油を摂っているか把握することも大切に
なってきます。
③ 油の種類
積極的に摂ってほしい油となるべく避けてほしい油について紹介しました。
上記のことを参考に油を選んで調理するようにしてください。
健康的に痩せるのにも美肌作りのためにも油は必要な栄養素となります。
しかし、摂取する油の種類や油の量によっては注意しなければなりません。
健康に痩せるためには無理な食事制限を行って栄養バランスを乱して
しまわないように、栄養バランスの整った和食を中心とした食事が大切になります。
今までダイエットのために油を抜いていたという人は身体に良い油を適量摂るように
意識してみてください。
松山漢方相談薬局ではダイエットカウンセリングを行っております。
これから暖かくなってくる季節になり、薄着になる機会も多くなり
痩せたいと思ったことがダイエットのタイミングでもありますのでご相談ください。
他にも体調不良で何かお困りのことがありましたらお電話でご予約して
ご相談ください。
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