ダイエット 漢方コラム
2020.05.13
こんにちは(∩´∀`)∩
松山漢方相談薬局 鶴見店スタッフ茉佑香です。
よく、出産してから太ってそのまま体重が元に戻らない!と言う言葉を
耳にする人も多いと思います。
しかし、みんながみんなを体重を元に戻せないわけではありません。
出産を経験した人でも出産前の体重に戻すことが出来る人も居ますが、
痩せられている人は何を行って体重を元に戻しているのでしょう?
今日は『産後に体重が元に戻らない原因&出産前の体重に戻す方法』など
出産に関係するダイエット情報について載せていきたいと思います。
~目次~
最近では妊娠した時の体重管理に厳しく、1㎏でも体重が多いと注意
されてしまうということをよく耳にします。
体重が増加しやすいのは妊娠後期でつわりが終わった頃から食べられなかった
で過食になりやすいと言われています。
妊娠中に体重がかなり増えてしまうことでどんな影響があるのでしょうか?
① 母体への影響
体重が過剰に増えてしまった場合、妊娠高血圧症候群という症状のリスクが
高くなると言われています。
妊娠高血圧症候群とは
・高血圧
・むくみ
・タンパク尿
・糖尿病
などのリスクが高くなり、特に糖尿病に関してはお腹の中の赤ちゃんが
大きければ大きいほど難産になりやすく命に関わってきます。
② 赤ちゃんへの影響
体重の増加は母子への影響だけでなく、お腹の赤ちゃんにも影響を与えてしまいます。
妊娠高血圧症候群によって
・低生体重児
・常位胎盤早期剥離
・子宮内胎児死亡
など最悪の場合赤ちゃんが亡くなってしまう場合もあります。
他にも合併症として
・新生児黄疸
・新生児低カルシウム血漿
・新生児多血漿
・新生児低血糖症
・先天奇形
・胎児発育遅延
などが考えられると言われています。
体重が増えすぎてしまうことで母子ともに命に関わるリスクが高くなって
しまうため妊娠中の体重管理はとても大切になります。
妊娠中に体重がなぜ増加しやすくなってしまうのか・・・
その原因について載せていきたいと思います。
① 体質の変化
妊娠中はホルモンの分泌によって、母体に脂肪が溜まりやすくなってしまう
ことが1つの原因となります。
脂肪なんかまったくいらない!と思ってしまう人も多いかもしれませんが、
生きていくためには脂肪も必要になります。それだけでなく、赤ちゃんを
お腹の中で育てる時にも脂肪は少しでもなければいけない栄養です。
妊娠中はホルモンの関係で脂肪が蓄積されやすい体質になってしまいます。
他にも赤ちゃんにも十分な栄養を送るために血液の量が約50%も多くなる
と言われ、身体の中の水分量が増えることで体重も増えてしまいます。
② つわりが終わった反動で食べ過ぎてしまう
つわりはその人それぞれ症状が違って
・吐きつわり
・食べつわり
・匂いつわり
・寝づわり
・ヨダレつわり
と様々な種類があります。
つわりが無くなり、食べ物が美味しく食べられるようになったことで
食べ過ぎてしまう人も多いそうです。
③ ストレスによる過食
妊娠中は出来ることと出来ないことが出てくるので、気付かないうちにストレス
が溜まっていってストレス発散のために甘い物を食べ過ぎてしまったり、食事量が
多くなってしまうなどの過食が原因で体重がどんどん増えていってしまいます。
脂肪が蓄積されやすい体質の状態のまま、糖質が多い食べ物を食べ過ぎてしまうと
もちろん太りやすくなってしまいます。
④ 運動不足
妊娠初期はあまりお腹の大きさは目立ちませんが、だんだんお腹が大きくなってきて
動きずらくなってくると自然に動かなくなってしまい、運動不足となってしまいます。
他にも産休に入ってから動かなくなってしまうことが原因と言われています。
ガンガン身体を動かさなくても良いので、適度に歩くように意識するようにして
みると良いでしょう。
妊娠中に太りやすくなってしまう原因は普段生活してるう時と同じで
人それぞれ異なります。
何か思い当たることがあれば十分に注意してください。
産後に体重が戻らないと経験している人も多いかと思います。
何が原因で体重が元に戻らないのでしょうか?
① 骨盤の歪み
妊娠中から骨盤を広げるホルモンである『リラキシン』が分泌され、
産後2~3日後から分泌量が少なくなってくると言われています。
骨盤を広げるホルモンが多く分泌されていることで、骨盤は歪みやすくなります。
出産によって伸びた靭帯は約3ヶ月かけて元に戻っていくと言われています。
骨盤の歪みが治らないと代謝が下がってしまい、痩せにくい体質になるだけでなく
腰痛や仙腸関節通などの体調不良のリスクにもなるので、悪化する前にきちんと
骨盤の歪みを直す必要があります。
② 食生活
産後は子育てや家事、やらなければいけないことがたくさん出来ると思います。
そこでゆっくりご飯を食べる時間が無くなって早食いになったり、栄養が偏って
しまうということはありませんか?
栄養が不足してしまうと母乳として赤ちゃんに栄養が行き届かなくなってしまいます。
お腹の中に居る時にもバランスの良いしっかりと栄養が摂れているご飯が理想に
なりますが、出産してからも健康のため、赤ちゃんのためにも食事の栄養は
とても大切な物になります。
その食生活の乱れが出産後に体重が落ちない原因になります。
③ 生活習慣の乱れ
今までと違って生活習慣が赤ちゃん中心の生活に変わってしまうと思います。
睡眠が足りなくなってしまったり、ほとんど家の中で動く機会が無くなって
しまったという人も多いでしょう。
そういった生活習慣の乱れによって体質が変わってしまい、太りやすくなって
しまいます。
太ってしまう原因についてはわかってもらえたかと思いますが、
健康に痩せるだけでなく、子育て中でも安心して体重を落とす方法
の食生活について詳しく載せていきたいと思います。
① 食事のバランス
どのタイミングでもダイエットを行う時は食事のバランスを整えること
がとても大切になります。
無理な食事制限を行って体重を減らすことは簡単だと思いますが、
栄養が十分に摂れていないとかえって痩せにくくなってしまうだけでなく、
母乳にも栄養が無くなってしまい、赤ちゃんにも影響を与えてしまいます。
・主食 → ごはん・パン・麺類などのエネルギー源となる食事
・主菜 → お肉・魚・卵・大豆などのタンパク質が多く含まれる食材
・副菜 → 野菜・きのこ・海藻類などに含まれるミネラルやビタミン・食物繊維
などが多く含まれる食材
1食の食事につき
主食 → 1品
主菜 → 1~2品
副菜 → 2品以上
が理想のバランスの良い食事とされています。
特に昼食は丼物やラーメン・パスタなど1品料理になりがちなので、
サラダをプラスで食べられると良いでしょう。
② しっかりとよく噛んで食べること
子育てでそんなに時間かけて食べることは難しいと思う人も多い
かと思いますが、よく噛んで食べることで食べ始めてから約20分後くらい
から満腹中枢が働き始めるため時間をかけないで早食いしてしまうと
栄養がきちんと吸収されなかったり、消化出来ずにそのまま脂肪になって
しまうなど太りやすい原因になります。
③ 食べた物を書き出す
その日に自分が口にしたものを食べて見返すと意外に食べている量が多かったり、
食事のバランスを目で見て確認することが出来ます。
足りていない栄養素があればその日からでもプラスすることも可能になり、
毎日体重も一緒に記録しておけばどの食事が太りにくいなどと自分で体重管理
をすることが出来るようになるため、リバウンドしにくくなります。
産後は2~3時間に母乳をあげなければならないので、その分お腹が空きやすい
とも言われているので最も気を付けなければならないのことが空腹時を
作るようにすることと食べ過ぎを意識しなければいけません。
産後でも安心して出来るダイエット方法 ~運動~
産後はお腹の皮膚が弛んでしまい、早く引き締めたいと思う人も多いでしょう。
しかし、大きくなった子宮は約1ヶ月かけて元の大きさに戻ると言われ、無理に
運動を行うことで身体に負担を与えてしまうことから、ダイエットで運動を
取り入れるのはだいたい1ヶ月後からにすると良いと思います。
では、どんな運動があるのでしょうか?
簡単で無理のない運動を紹介していきたいと思います。
① 腹筋
膝を曲げて仰向けになる
↓
手を頭の後ろで組んで自分のおへそを見るように頭だけを持ち上げる
↓
頭を持ち上げたまま2秒間キープした後にゆっくりと元の状態に戻る
↓
10回繰り返す
② バランスボール
バランスボールは腹筋だけでなく、体幹を鍛えられます。
また、激しい運動にはならないため、産後でもオススメしたい運動方法になります。
☆ バランスボールに姿勢を正して座る
(腰を左右上下に動かす)
☆ 仰向けになりバランスボールの上に足を乗せる
(乗せた足を手前や元の位置に戻したりすることを繰り返す)
他にもバランスボールを使った運動はたくさんありますが、
簡単で負荷があまりかからない方法を載せてみました。
③ 骨盤の歪みの改善
両膝を立てて仰向けになる
(足と膝がしっかりと付いていること)
↓
手のひらが床につくように、真横に置く
↓
ゆっくりと呼吸しながら膝を左右交互に倒すように動かす
↓
左右行って1回とし、それを10回繰り返す
1ヶ月経ったら運動が必ず行えるという訳ではなく、担当の先生に運動しても
良いと確認をとってから行うことが大切になります。
産後でなかなか体重が落ちないという人は、食生活や生活習慣の見直しを行ってみて
ください。なぜ体重が減らないのかわかることがあると思います。
それでもなかなか体重が落ちない&増えてきた!という人は松山漢方相談薬局まで
ご相談ください。
他にも体調不良で何かお困りのことがありましたらお電話でご予約してご相談ください。
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