ダイエット 漢方コラム
2014.06.02
『睡眠不足』~東洋医学の考え~
近年の現代人は、電気の普及などが進み、TV、インターネットなどの情報のスピードまでもが急速に早くなっています。
明治時代の人の一生分の情報量が、現代人はたったの一週間で、その情報量に達すると聞いたことがあり驚きです。 その情報社会で、時代に乗り遅れないようにと、寝ている暇もないというのは、分からないわけではありませんが、体はコンピュータではありませんので、昔から考えられている睡眠リズムを紹介します。
漢方の考えの一つで『陰陽説』があり夜更かしや睡眠不足は健康にとって良くないとされています。 人間の1日の動きを、陰陽で表すと次のようになります。
・朝6時~昼12時→陽中の陽
・昼12時~夜6時→陽中の陰
・夜6時~夜12時→陰中の陰
・夜12時~朝6時→陰中の陽
少し分かりづらいですが、これに習えば、夜6時には仕事を切り上げ、体を休め『陰中の陰』の時間帯の内に寝るようにと漢方家は言うのです。
夜の12時を過ぎると『陰中の陽』に入るので、陽に向かって眠ることになり、熟睡できません。
なお、明け方から昼過ぎまでたっぷり寝ても、寝た気がしないという理由もうなずけます。
最近、健康の情報紙やTVなどで、よく耳にすることがある『睡眠のゴールデンタイム』は夜の10時~夜中の2時の間に睡眠を摂っているといいと言うものも、この陰陽説と合致しているのです。 『睡眠は疲労回復の王様』と言われるほど大切です。
しかし、中には時間が取れない以外で眠れない方も、いらっしゃいます。 睡眠導入剤で無理やり眠らされている状態では疲労回復にはなりません。 一度、体のバランスを整え、自然の睡眠に戻す必要がありますので、ご相談下さい。
ゴールデンウイークで何かと忙しいとは思いますが、休むことの大切さを見つめ直してみてはいかがでしょうか。 体質に合った漢方薬や自然薬を選ぶことがとても重要なことです。
体質改善や症状などにお困りな方は、ご相談して下さい。
漢方、ダイエット、不妊症、自律神経失調症、更年期障害などのお悩みの方は、ご相談して下さい。
KANPORO 松山漢方相談薬局へのアクセス、ご予約、場所のお問い合わせなど、お気軽に045-718-6801までお願いします。
住所
横浜市鶴見区豊岡町2-2鶴見フーガⅡ307
(JR鶴見駅西口、徒歩1分)
KANPORO 松山漢方相談薬局
松山 拓郎