ダイエット 漢方コラム
2013.10.01
Q、夫が糖尿病でも妊娠はできるのでしょうか?
A、精液検査を受けましょう。異常がなければ大丈夫です。
精液検査で異常がなければ心配ありません。しかし、糖尿病などの生活習慣病が原因で、精子をつくる力が低下する造精機能障害になることはよくあるので、注意が必要です。これは、精液検査を受ければわかります。ほかにも糖尿病の男性は、性機能の低下を起こしやすいと言われています。高血糖の状態が続くことにより、血液の流れが悪くなったり、ホルモン分泌が低下したりすることなどが原因で、勃起障害が起こりやすいのです。また、勃起できていても、精液が膀胱に流れてしまう逆行性射精という病気への影響も指摘されています。糖尿病の管理や不妊でのお悩みなど漢方薬局にご相談下さい。
Q、過去に、原因不明の発熱を起こしたことがあります。
A、一時的に不妊になることはありますが、多くの場合はもとに戻ります。
男性が40℃近い高熱を出した場合、その後、精子をつくる力が低下し、造精機能障害になることがあります。精子をつくっている精巣は、熱に弱い器官です。精巣が包まれている陰嚢(いんのう)が、体の外側に突出してついているのも、温めすぎない環境を保つという意味があります。精巣が通常の機能を維持するには、32~34℃と体温より低い環境が最適。そのため高熱を出して精巣の温度が高くなると、精子をつくる機能が影響を受けることがあります。精子の数が少なくなる乏精子症や、精子の運動性が低くなる精子無力症といった症状を引き起こし、不妊の原因になることがあるのです。しかし、これらの場合は、一時的な現象で回復することが多いので、あまり心配することはないでしょう。ただし、発熱の原因が思春期を過ぎてからのおたふくかぜの場合、精巣が炎症を起こして、造精機能障害になることがあり、機能が回復しないこともあるため、注意が必要です。しかし、高熱やおたふくかぜにかかると、必ず造精機能障害になるというわけではないので、自分たちだけで悩まずに、ご相談して下さい。
Q、喫煙の習慣があります。
A、女性も男性も不妊の原因に。すぐに禁煙を。
女性が喫煙すると、卵子の質や受精卵を育てる子宮内膜に、悪循環があることが知られています。実際、体外受精の治療を行っても、喫煙している女性の卵子は、受精率や妊娠率が低くなる傾向があります。妊娠を望む場合は、必ず禁煙するようにしましょう。男性の場合も精子をつくる力が低下します。とくに精子の数が少なくなる乏精子症や、精子の運動性が低い精子無力症と診断された場合は禁煙しましょう。
不妊症のお悩みご相談下さい。
045-718-6801