ダイエット 漢方コラム
2020.04.14
・麦門冬湯について
このような方におすすめです
気道に潤いがなく乾燥して、口も渇く方。
痰を出したいがなかなか出てこず、激しい咳により顔が真っ赤になる方。
乾燥した季節になるとのどがイガイガ、カサカサし咳が出やすい方。
~~目次~~
秋から冬は空気が乾燥する季節になります。
秋に起こりやすい症状は咳(せき)です。
空気の乾燥はノドや気道が乾燥する原因のひとつとなり、
日ごろ健康な人でもこの時期は咳が出やすくなります。
また、秋から冬は喘息が悪化しやすい季節でもあります。
体質として肺の潤いが足りていない方は特に秋の乾燥に敏感です。
東洋医学ではこの状態を肺陰虚と呼びます。
★体の潤いが不足ぎみ(→陰虚体質)
・顔や手足の裏がほてる。
・口や喉がよく渇く。
・唇や目が乾燥しやすい。
・寝汗をかきやすい。
・眠りが浅く、よく夢を見る。
・髪の毛にツヤがなくパサパサする。
・乾燥肌で、シワができやすい。
・空咳をする。
・尿量が少なく黄色い。
・便秘ぎみである。
・舌の色が赤く、苔がすくない。
★麦門冬湯の構成成分
中に入っている生薬は以下のものです。
・麦門冬(バクモンドウ)
・半夏(ハンゲ)
・粳米(コウベイ)
・大棗(タイソウ)
・人参(ニンジン)
・甘草(カンゾウ)
麦門冬がこの漢方薬の名前そのものになっている通り主薬となります。
麦門冬
ユリ科のジャノヒゲという植物の根の一部が少し膨らんだ部分を生薬として使用します。
作用は鎮咳作用のほかに清熱、潤肺の作用があります。
半夏
サトイモ科の植物の根で止咳化痰、降逆下気の作用があります。
また麦門冬をはじめ人参、粳米など半夏以外の配合生薬が潤いを増やす方に働きますが
半夏は乾かす方に働き潤し過ぎを起こさないようにバランスをとっています。
痰の切れにくい空咳
気管支炎
気管支ぜんそく
咽頭炎
しわがれ声
半夏厚朴湯:咳は反射性のはげしい咳ではなく、咽頭に何かつまった感じ(咽中炙臠)である。神経質な傾向があります。
参蘇飲:日頃から胃腸虚弱で疲れやすく、咳が続く。時に味覚障害があります。
小青竜湯:泡沫性の痰や水様性鼻汁が多く出て、くしゃみを伴います。(寒湿の咳)
麻杏甘石湯:喘鳴と咳嗽が強く、口渇、発汗があります。(熱性の咳)
竹葉石膏湯:熱性疾患後期など、こもった熱を冷まし、咳を鎮めていきます。
味麦地黄丸:乾咳・息切れ・吸気性呼吸困難・無痰あるいは粘痰ときに痰に血が混じる・口渇などで使うことがあります。
養陰清肺湯:ジフテリア、ノドの痛み、ノドの腫れ、発熱、鼻の乾燥、唇の乾燥、せきなどを目標に使います。
KANPORO松山漢方相談薬局 横浜桜木町店
〒231-0063 神奈川県横浜市中区花咲町1-19-3 セルアージュ横浜桜木町ヴァルール101
TEL 045-341-4823
(JR桜木町駅、市営地下鉄ブルーライン桜木町駅より徒歩3分)
KANPORO松山漢方相談薬局 鶴見店
〒230-0062 神奈川県横浜市鶴見区豊岡町2-2 鶴見フーガⅡ 307
TEL 045-718-6801
(JR鶴見駅西口より徒歩1分)