完全予約制 お問い合わせ

横浜桜木町店 / 045-341-4823
鶴見店    / 045-718-6801

症状別のお悩み

めまい

めまい

目の前がグルグル回ったり、身体がフワフワするめまい。

こんな不快な症状が長く続くと日常生活に支障をきたしてしまいますよね。

 

・めまいとは

めまいとは自分や周囲が実際には動いていないのにグルグル、フワフワと動いているように感じることです。

めまいは、漢字で「眩暈」と書きます。

眩とは目が眩(くら)むことで、暈とは頭がフラフラすることです。

この二つは同時に現れることも多いため「眩暈」と総称しています。

 

目次

・めまいの種類と症状

・めまいの原因

・めまいの治療に用いる漢方薬

 

・めまいの種類と症状

回転性のめまい:グルグル回る

[めまいの症状]

・自分自身がグルグル回っているように感じる

・周囲がグルグル回っているように感じる

[めまいに伴う症状]

・耳の聞こえが悪い

・耳鳴りがする

・耳が詰まった感じ

など

 

浮動性・動揺性のめまい:フワフワふらつく

[めまいの症状]

・体がフワフワ浮いているように感じる

・頭や体がグラグラ/ゆらゆら揺れているように感じる

[めまいに伴う症状]

・頭痛

・運動麻痺

・手足や顔面のしびれ

など

実際に歩くとフラついたり、車酔いに似て気分が悪くなることがあります。

 

起立性めまい(立ちくらみ):クラッとする

[めまいの症状]

・(急に)立ち上がるとクラッとする

・目の前が暗くなる

 

[めまいに伴う症状]

・失神

 

・めまいの原因

めまいの原因は、大きく分けると二つあります。

第一は、内耳や前庭神経など、耳に関係した病気があるときで、このときには、目がグルグル回るような回転性のめまいが起こります。有名なのはメニエール病です。

第二は、脳の病気(脳腫瘍、脳出血など)による圧迫や、椎骨脳底動脈の循環障害のために、脳の血流量が減少し、その結果として起こるめまいです。

脳血流の障害で起こるめまいのなかでは脳底動脈硬化症によるものが最も多く、この場合にはフワフワとした浮動性のめまいが起こります。空や天井がグルグルと回る回転性めまいが起こることもあります。

また、低血圧でも脳血流が減少してめまいが起こりますが、この場合には、起立性めまい(立ちくらみ)が多いようです。

このほか、自律神経失調症ノイローゼで起こるめまいもあります。

水俣病のような中毒でもめまいがみられます。水俣病は有機水銀中毒ですが、いろいろな薬物中毒によってめまいが引き起こされることは少なくありません。

 

・めまいの治療に用いる漢方薬

めまいの治療に用いられる漢方薬には非常に多くの種類がありますが、主に使われている代表的な処方を紹介します。

体質によって選ぶべき漢方薬は異なるため、ご自身の体質を脈診、舌診で見極める必要があります。

①沢瀉湯(たくしゃとう)『金匱要略』

みぞおちあたりに水が溜まり、まるで頭に物をかぶったようになり、横になっていても目を閉じていても、グルグル回っているような感じがして、 歩くのも困難な方の回転性のめまいに適する漢方薬です。

漢方薬は、構成生薬が少ないほど激しい症状や急性期に使われ、逆に薬味が多いほど症状の落ち着いた慢性期に用いられることが多いです。沢瀉湯は沢瀉と白朮の組み合わせで、 少ない薬味(2つの生薬)で構成されているので、切れ味がよく、非常に激しく急激に来ためまいに活用されています。

『金匱要略』には「心下に支飲ありて、其の人冒眩に苦しむは、沢瀉湯之を主る」と記載がある。
※支飲(シイン)     :病的な水分が胸膈(キョウカク)や胃院部に停滞する病証。
※冒眩(ボウゲン):目がくらんでぼうっとなること。ただのめまいではなく、もっと程度が著しい。

江戸時代後期の漢方医の医師尾台榕堂は、同じく江戸時代の医学者吉益東洞の『類聚方』に注釈を加え、「昏昏、揺揺として暗室に居るが如く、舟中に坐するが如く、霧裏を歩むが如く、空中に昇るが如く、居室牀蓐、廻転して走るが如く、瞑目して斂神(神々をあつめる)すといえどもまたまたしかり」と読むだけでも、目がグルグル体がフワフワしそうな描写をしており、このようなめまいは、沢瀉湯でなければ治せない、と断言されています。

胃下垂や神経性、耳性などさまざまな原因によるめまい、船酔い、メニエール病、ヒステリー、癲癇などにも応用されます。

[構成生薬]2味

沢瀉(たくしゃ)、白朮(びゃくじゅつ)

沢瀉は寒性の利水薬で、白朮は温性の利水薬です。脾胃の水毒(病的な水分)が何らかの原因で動き、それをこの2味で取り除き、動揺を鎮めます。寒性・温性の相反する働きで拮抗しており、 大きく陰陽のどちらかへ偏ることはなく大変使いやすいのも特徴です。五苓散、当帰芍薬散の原方ともいわれています。

②苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)『金匱要略』

立ちくらみやめまいの治療薬として有名な漢方薬です。

水分をよく摂る
めまいが度々繰り返される
立ちくらみ
手足の冷えがあるが、顔はのぼせて赤くなりやすい
動悸、息切れがする
余分な水分を取る作用のある生薬である「白朮」(びゃくじゅつ)が含まれていて、脾に溜まった湿を取り除き機能を高める作用があります。さらに、脾の乱れにより巡りが悪くなった気の流れを改善することにも繋がり、結果的に心・肺の働きも高めます。頭部の気の巡りにも働きかけて、頭痛やめまい、立ちくらみ、耳鳴りなどの症状を改善する効果もあります。

[構成生薬]4味

桂枝(けいし)、甘草(かんぞう)、茯苓(ぶくりょう)、白朮(びゃくじゅつ)


同じカテゴリーのコラム記事