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症状別のお悩み

ドライアイ

ドライアイとは

ドライアイは、涙の分泌量が少なかったり、涙の成分が変化して質が悪くなったり、涙が過剰に蒸発することにより目の表面に障害を生じる疾患です。

ドライアイの症状

目の乾燥充血かすみ目疲れ目ゴロゴロするなどの不快感が起こります。ドライアイが進行すると目の痛み視力低下角膜上皮剥離を発症してしまうこともあります。

涙(涙液)は目の涙腺から分泌される体液のことです。

通常1日平均2~3cc分泌されている。

目の表面で0.01mm~0.04mmほどの薄さで膜を張るように常に目を覆っています。

の役割

・目の表面(角膜・結膜)への栄養補給

・瞼を円滑に動かす潤滑剤

・細菌、紫外線から目を守る防御壁

・雑菌の消毒

です。

目の表面を覆う涙は外側から「油膜」「水層」「ムチン層」の3層構造になっていてそれぞれ役割が違います。

油層

脂肪質の液体が被膜として水分の蒸発を防ぎます。まつ毛の生え際にあるマイボーム腺で産生、分泌されます。

水層

眼球を乾燥から守り、潤いを保つ役目があります。角膜に必要な酸素やアミノ酸、ブドウ糖などの栄養成分、リゾチームやラクトフェリンなどの感染予防に役立つ成分、細胞の生命維持やダメージ修復に必要なビタミンA、タンパク質などを含んでいます。目頭の上にある涙腺で産生されています。

ムチン層

角膜表面に直接触れています。ムチンは粘着性がある糖タンパク質です。ウナギのぬめり成分もこのムチンです。

ドライアイの原因

・まばたきの回数が減る

通常は1分間に15回程度まばたきをするのですが、スマートフォンパソコンの画面を凝視しているとそれが3分の1に減ってしまうことがあります。読書、運転などもまばたきが減ります。

涙の油膜は10~15秒で破れてしまいますが、まばたきの回数が減ると油膜が破れたままの状態になり涙は蒸発して目が乾きやすくなってしまい、ドライアイとなります。

・まばたき不全

まばたきが途中で終わって、まぶたが完全に閉じきれない状態です。

目の周りの筋肉が衰える中高年や筋肉の発育の良くない若者にも増えているそうです。

・コンタクトレンズ

ドライアイの人がコンタクトレンズを装用すると、悪影響が出やすくなり、

ドライアイでない人もコンタクトレンズを装用すると目が乾きやすくなります。

・喫煙

たばこの煙に曝されると、涙の状態が悪くなることが知られています。

・ストレス、緊張

マイボーム腺は副交感神経(リラックス)がコントロールしているのですが、緊張した状態(交感神経優位)が続くと、油の涙液も出にくくなります。

ストレスや緊張によって交感神経優位になることも涙が出なくなる原因です。

・乾燥

大気や部屋が乾燥しているとドライアイになりやすくなります。

エアコンの普及により環境湿度の低下がドライアイを悪化させています。

・加齢

年齢とともに涙の分泌量は低下します。

ドライアイが高齢者に多いのは、涙や涙の蒸発を防ぐ油分の分泌量が減るからです。(マイボーム腺機能不全)

また結膜部分(白目の部分)が弛み、目の表面で涙が溜めにくくなります。弛んだ結膜がまぶたと触れやすくなり、摩擦によって目の表面が傷つきやすくなります。(結膜弛緩症)

また老眼や白内障で視力が落ちると、目を凝らして見るようになることで、まばたきが減ってしまい、涙が蒸発しやすくなります。

・睡眠不足

目が十分休息できず、渇きやすくなったり、血流が悪くなって、栄養が十分行き届かないことによって、ドライアイを招きます。

・アレルギー性結膜炎

花粉症・花粉性アレルギー性結膜炎では目に入った花粉を流水で洗い流すことが推奨され、目の洗いすぎがドライアイの原因になります。

・涙が出ない病気

シェーグレン症候群は40~50代の更年期の女性に多いのが特徴の自己免疫疾患で、涙液と唾液腺が炎症を起こし、ドライアイや関節リウマチ、全身の疲労感などを伴います。

まれですが先天的に涙腺組織の欠損に伴うドライアイもあります。

・アイメイク

目の表面の涙が蒸発しないための油を分泌しているマイボーム腺が濃いお化粧などで塞がれドライアイの原因になります。

その他

・放射線照射後

・アミロイドーシス

・サルコイドーシス

・薬物による副作用

・兎眼(目が閉じない病気)

ドライアイにはその他にも多くの原因が考えられています。

ドライアイの治療

・西洋医学

西洋医学的治療法には涙の分泌量を増加させる根本的な方法はなく対症療法として人口涙液の頻回点眼、涙の排泄孔である涙点の閉鎖(涙点プラグ)涙の蒸発を防ぐ眼鏡があるが効果は不十分であり、これらの方法では目を涙で清潔に保つことはできません。

涙の分泌量を増加させ、その流れを改善することが理想的な治療方法です。

・東洋医学

東洋医学には、乾燥した部位を潤す「滋潤」という治療概念があり、ドライアイの治療に応用できます。

漢方におけるドライアイ

細隙灯顕微鏡のない時代にドライアイに相当するであろうことばに”目乾渋”、目赤痛”という記述があります。

古来、目は肝・腎・心・脾との関連が強いとされ、なかでも肝との関連が一番重要視されています。※肝とは解剖学的な肝臓と同じではありません。

目が乾渋する(乾いたりショボショボする)場合は、何らかの原因により肝の経絡が傷害され、肝の熱が目に上昇する場合、水分代謝をつかさどり、水分の輸送と散布に関与する脾、腎または肺の機能失調に起因する場合、瘀血に伴う水滞が関与する場合が考えられます。

精神的なストレスまたは目の酷使による視覚的なストレスは肝経を傷害し、肝の自律神経調節作用蔵血機能に影響を与え、瘀血を生じ、これにより目には熱を持ち、目の乾き熱感眼精疲労を生じます。

この場合、「柴胡剤」「駆瘀血剤」などを使います。

肝の異常が脾を傷害する、または飲食の不摂生等により脾を傷害した場合、水分の散布の障害を生じ、流涙または目の乾燥を生じることもある。

この場合は「柴胡剤」または「補脾益気剤」「健脾利水剤」などを使います。

老化などによる腎の機能低下による陰液(潤い)の枯渇、すなわち腎陰虚という状態になります。この腎陰虚が肝に影響し肝の熱が目に上昇し目に乾きを感じます。

この場合は身体に潤いを持たせてくれる「地黄剤」を使い水の流れを良くしていきます。

 

おわりに

ドライアイは失明などの重篤な結果をもたらすことは少ない病気ですが、慢性的な不快感や疲れをもたらし日常生活の質を著しく下げることがしばしば起こります。

またドライアイの人は正常な方と比較して一定した視力で物を見ることが難しいといわれ、これも生活の質を低下させます。

子供から高齢者までスマートフォンを見て過ごす時代です。目の酷使をすこしでも軽減し目の健康を守りましょう。

 

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