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症状別のお悩み

肋間神経痛

肋間神経痛とは

肋骨に沿って走る神経が何らかの原因で痛む症状のことです。背中や体の側面部分に強い痛みが発生する神経痛の一種です。

神経痛とは

神経痛:特定の末梢神経の支配領域に、発作性反復性に痛みがみられる場合、神経痛と呼びます。

病気の名前ではありません。

あくまで原因となる病気や外傷、解剖学的な異常が引き起こす症状の一つとして捉えられています。

神経痛は他にも三叉(さんさ)神経痛、舌咽(ぜついん)神経痛、後頭(こうとう)神経痛、坐骨(ざこつ)神経痛などがあります。

肋間神経とは

肋間神経は、12個ある胸椎の間から左右に対となって出て各肋骨の下を走り、胸壁と腹壁の筋肉や皮膚の運動・知覚を司っているいる末梢神経です。

肋間神経痛はどんな痛み?

肋間神経痛の感じ方には個人差があります。痛みは以下のように表現されることがあります。

・刺すような痛み

・ピリピリとした痛み

・しびれたような感じ

肋間神経痛は肋間神経に傷がついたり圧迫されることが主な原因です。神経のダメージの程度によって症状の出方が変わるようです。

症状は激しい痛みであったり、ピリピリとした痛みであったりと様々です。

肋間神経痛は突然現れることもあります。

肋間神経痛で痛くなる場所は?

肋間神経痛は12個ある胸椎の5~9番目の肋間神経に生じることが多いとされており

痛む場所としては脇腹が痛むことが多いです。

それ以外では脇の下背中などに痛みが起こります。

通常は左右のうち片方側だけに起こります

肋間神経は肋骨に近い場所を走っているので肋骨が痛んでいるかのように感じるときもあります。

肋間神経痛と似た症状が現れる主な病気

肋間神経痛は他の病気と症状が似ていることがあり、他の病気を見逃してしまう原因になることもあります。

・感染症(帯状疱疹)

・心臓の病気(狭心症、心筋梗塞)

・肺の病気(肺塞栓、気胸)

・食道や胃、十二指腸の病気(逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍)

・骨の病気(肋軟骨炎)

・原因のはっきりしないもの(プレコーディアル・キャッチ症候群)

肋間神経痛と症状が似ている病気の中には緊急性の高いものもあります。症状が似ているため検査をしないと見分けることが難しいことがあります。今までに経験のない痛みが現れた時には速やかに医療機関を受診することが望ましいです。

原因

その原因は不明なものが多いです。

原因がはっきりしている場合には原因を治療することで症状の緩和や完治が期待できます。

続発性肋間神経痛

何らかの病気や外傷、解剖学的な異常によって生じるものです。

・骨や筋肉の病気(脊椎圧迫骨折、肋骨骨折、椎間板ヘルニアなど)

・手術の後遺症(乳がんの手術後、開胸手術後)

・がんの転移

など

原発性肋間神経痛

病気や外傷、解剖学的な異常がないにも関わらず発症します。原因不明ということです。

 

肋間神経痛の治療

肋間神経痛の治療は症状を緩和することが中心になります。

症状を緩和する方法として薬物療法から開始することが多いです。薬物療法で効果がない場合には神経ブロックなどを行うことがあります。

薬物療法

・NSAIDs

・リリカ

・抗うつ薬

・ビタミンB12

神経ブロック

麻酔薬で神経を麻痺させて痛みを和らげます。

・肋間神経ブロック

・硬膜外ブロック

 

 

肋間神経痛の漢方療法

肋間神経痛の漢方での捉え方

漢方でもいくつかの原因が考えられ、どのタイプの肋間神経痛なのか見定めていきます。

瘀血

「不通則痛」

漢方の原則に「通ざれば則ち(すなわち)痛む」と言う言葉があります。

痛みの感じるところには必ず血流不良が絡んでいると考えます。この血流不良を起こす原因を突き止め治療していきます。

骨折、打撲など外からの強い刺激を受けると血流不良(瘀血)が生じます。手術も強い刺激の最たるもので手術後の神経痛は手術時に神経を傷つけてしまうことのほかにこの瘀血が絡んでいることも考慮していきます。

気滞

まず一つが胸部ので、胸の陽気(生体が持つ生命エネルギーのようなもの)が不足し、冷えて気の循環が悪くなったときに起こります。

外感病(寒さや湿度、風の邪気などを受けて起こる病)や内傷(ストレス)で「肝」の疏泄(気の循環を促す)作用が失調し、肝気に滞りが生じると、経脈を阻滞し、胸満や疼痛を生じます。

この気滞による痛みは遊走性のものが多く、鈍痛や圧迫痛などの不快感を伴うことが多くなります。

胸脇部には肝経と胆経の経絡が通っています。そのため、肋間神経痛には「肝」「胆」の異常が関係していることが多いです。

 

冷え、痰飲

脾胃(消化吸収力)の弱り冷えが関係するものがあります。

脾胃の陽気が不足した状態で寒さや湿気の邪に当たったり、痰飲(胃の病変や食べ過ぎ飲み過ぎなどで生じる体にとって不要な水分)などが生じると、胸脇部に冷えや痛みを生じます。

など様々な原因が考えられます。

 

松山漢方相談薬局ではその方の体質や痛みを起こした経緯、悪化する条件、軽快する条件など詳しくお伺いして漢方薬や自然薬をご紹介しています。

繰り返す肋間神経痛でお困りの方はお身体を根本から立て直すことをお勧めしています。

お気軽にご相談ください。

ご予約はお電話にて受け付けております。

 

KANPORO松山漢方相談薬局

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