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7月, 2013年

夏バテとは?

夏の疲れといえば、代表的なものが夏バテです。夏バテとは別名『夏負け』とか『暑気あたり』と呼ばれます。高温多湿な日本特有の夏では、発汗による体温調整が難しくなるため、自律神経のバランスが取れなくなり、体の不調を招き、疲れや倦怠感などを感じるようになります。自律神経のバランスが取れなくなると、胃腸の機能が落ちて食欲がなくなり、栄養バランスも乱れ、さらに疲れや冷えが悪化します。それと同時に、汗をかくことでビタミン類が普段より消費され不足しがちになります。また水分を必要以上に摂りすぎることで塩分が不足し、だるさを感じます。その他に、熱帯夜で十分な睡眠がとれないことも、夏の疲れの蓄積に拍車をかけます。

夏バテ対処の6カ条

①、汗をかく

ヒトは体内に発生した熱を汗と共に放散します。そのため、体内の血流量を増やし、大量に発汗することが体温調節機能の改善に繋がります。血流量を増やす食事や、20~30分程度のウォーキングなどの適度な運動を行い、発汗作用を高め、暑さに負けない体づくりをしましょう。

②水分は適度に補給

通常、汗の分泌は1日700~900ml、夏季や運動時には10Lにも及びます。のどが渇いたと感じた時には、既に『身体に水分が不足していますよ』というサインが脳からでています。そうなる前に、定期的に水分補給を行いましょう。また、水分を効率良く体内に吸収させるためには、ミネラルも大切です。両方を補給しましょう。

③、冷たいジュースや、ビールに注意。

暑さを緩和させるために、冷たい飲み物をたくさん飲みたくなりますね。冷たいものは、胃腸の働きを低下させますので、飲み過ぎには注意しましょう。また、冷えたビールが特に美味しい時期ですが、アルコールは利尿作用がありますので、水分補給を忘れずに。

④、食事の品数を増やす。

夏は食欲が低下し、麺類や果実、アイスなど簡単なもので食事をすませる方が多いですよね。ただでさえ、暑さや湿度で体力が奪われますので、ビタミンを補給するなどバランスの良い食事を心がけましょう。どうしても食欲がでない時は、滋養強壮剤やサプリメントを上手に利用しましょう。

⑤お風呂に入る。

暑いからと言ってシャワーだけで済ましていませんか。ぬるめのお湯にじっくりつかると副交感神経が活発になり、リラックス効果が得られるので眠りにつきやすくなります。熱いシャワーは快眠には向いていませんので、ぬるめのお湯で、20分程度入るとよいでしょう。湯上りに水分補給を忘れずに。

⑥、温度管理を行う。

節電により、自宅や会社での冷房は弱いかもしれませんが、車や電車、デパート、飲食店などの冷房が強い場合があります。出入りによって、体への負担が大きくなります。冷え過ぎないように衣服で調節しましょう。

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坐骨神経痛の特徴

一般的に太腿後面から膝、かかと、足先にかけて、坐骨神経にそって放散する痛みが特徴です。殿部、膝部、下腿後面などに限局した痛みを訴える場合もあります。痛みは針で刺すような痛みから鈍痛まで多様ですが、冷えや姿勢変換、触刺激などで悪化するケースが多い。好発年齢は30歳代から50歳代で、男女比は3:1で男性に多く誘発します。何らかの基礎疾患によって症状が出ることが多いが、原因不明の特発性のものもみられます。基礎疾患としては椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、脊椎分離症、腰椎の転移性腫瘍、糖尿病、痛風などの代謝性疾患、ヒ素、鉛などの中毒性物質による中毒などがある。

坐骨神経痛の漢方療法について

西洋医学(解熱鎮痛剤など)と東洋医学(漢方など)の違いは、簡単に説明すると西洋医学は痛みを止める(対症療法)のが目的で、東洋医学は痛みのでる原因を治す(根治療法)のが目的です。どちらかの治療を選ぶのではなく、お互いをうまく組み合わせる必要があります。西洋医学では痛みを止めているだけに過ぎず、痛みがないことにより無理を重ねてしまい、薬の服用量も増え、しまいには薬の効果がでなくなるほど悪化が進んでしまいます。漢方薬の鎮痛作用はそれほど強いものではないが、漢方薬の選択によって、痛みの頻度や強さをかなり軽減させることができます。そこで最も重要なことは漢方薬の選択です。現在、テレビコマーシャルや雑誌などで坐骨神経痛に効く漢方などと、すべての人に効果があると思わされる広告などがあり、医療の現場の病院ですらそのような扱いをされているのが現状です。痛みの種類や痛む時間がさまざまなように、痛みの原因も異なります。体質に合った漢方薬を服用しなければ効果がないのは言うまでもありません。痛みに苦しむ方が少しでも楽に生活が送れるよう真剣に取り組んでいます。

坐骨神経痛のお悩みご相談下さい。

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自律神経失調症による漢方の有効性

自律神経失調症の症状は身体や精神に不定愁訴(病気ではない体の不調)として現れることが多く、それらの症状を病院の薬で安易に抑えるだけの治療を続けると体のバランスの乱れに気付かず、次から次えとさまざまな症状がでてくる可能性があります。最近、病院でも漢方薬を取り扱うところが増えていますが、残念なことに東洋医学の考えのもとで処方されていないケースが多く、逆に不調を訴える患者さんも少なくありません。治療にあたって大切なことは、自律神経失調症だけではありませんが、まずは、何で体の不調が現れたのか、どうしたら治るのか、どうしたら再発しないのか、これからどのような症状がでやすいのかなど、しっかり理解して頂く必要があります。

自律神経失調症のお悩みご相談下さい。

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自律神経失調症の4つのタイプ

①、本態性型自律神経失調症

生まれつき自律神経の働きが乱れやすい。低血圧、虚弱体質、体力に自信がない人に多い。

②、神経症型自律神経失調症

自分の身体の不調に敏感な人がなりやすい。身体的な不調が多くみられる場合に神経症ではなく自律神経失調症と診断される。

③、心身症型自律神経失調症

感情や疲労などの日常生活のストレスを無理に抑えること。約半数がこのタイプ。現れる症状やその重さは様々。

④、抑うつ型自律神経失調症

ストレスの慢性的な蓄積などによる、うつ反応。抑うつ気分が身体の症状に隠れて発見されないと『うつ』に対する適切な治療が行われないことになる。

 

自律神経失調症の原因(6つの原因)

①生活のリズムの乱れ

夜更かし、夜型人間、夜間勤務や、子供の頃からの不規則な生活習慣など、人体のリズムを無視した社会環境やライフスタイル。

②過度なストレス

仕事などの社会的ストレス、人間関係、精神的ストレス、環境の変化など過剰なストレス。

③ストレスに弱い体質

子供の頃からすぐ吐く、下痢しやすい、自家中毒、環境が変わると眠れないなど、生まれつき自律神経が過敏な人もいる。また思春期や更年期、身体が弱っているときは自律神経のバランスが乱れやすい。

④ストレスに弱い性格

ノーと言えない、感情処理が下手、気持ちの切り替えができない、人の評価を気にしすぎる、人と信頼関係を結ぶのが苦手、依存心が強いなど、ストレスへの抵抗力が弱い傾向のある人もいる。

⑤環境の変化

現代の生活は適応能力が衰えやすく、社会環境の変化、人間関係や仕事などの環境の変化などへの不適切や過剰適応が増えていると思われる。

⑥女性ホルモンの影響

女性は一生を通じてホルモンのリズムが変化しつづけ、この変化が自律神経の働きに影響を与える。

 

 

 

自律神経失調症とは

身体に影響するものから精神に影響するものまで、個人によって症状がさまざまであり明確な診断がされていないのが現状です。自律神経失調症とは交感神経、副交感神経のバランスが崩れたために全身倦怠感、めまい、頭痛、頭重などいろいろな身体的不定愁訴が現れます。その症状は器質的な病気(骨折など体の異常)ではなく機能的な病気(体のバランスが崩れ調節できない)ですので、病院のお薬で症状を抑える治療よりも漢方薬のような体のバランス重視の東洋医学のほうが有効だと言えます。

自律神経失調症の症状

→ 頭痛、頭重感

→ 耳鳴り、耳の閉塞感

→ 口の渇き、口の中の痛み、味覚異常

→ 疲れ目、なみだ目、目が開かない、目の渇き

のど→ のどの異物感、のどの圧迫感、のどのイガイガ感

心臓、血管系→ 動悸、胸部圧迫感、めまい、立ちくらみ、のぼせ、冷え、血圧の変動

呼吸器→ 息苦しい、息が詰まる、息ができない、酸欠感、息切れ

消化器→ 食道のつかえ、異物感、吐き気、腹部膨満感、下腹部の張り、腹鳴、胃の不快感

便秘、下痢、ガスがたまる。

→ 手のしびれ、手の痛み、手の冷え

→ 足のしびれ、足の痛み、足の冷え、足がふらつく

皮膚→ 多汗、汗が出ない、冷や汗、皮膚の乾燥、皮膚のかゆみ

泌尿器→ 頻尿、尿が出にくい、残尿感

生殖器→ インポテンツ、射精不能、生理不順、外陰部のかゆみ

筋肉、関節→ 肩こり、筋肉の痛み、関節の痛み、関節のだるさ、力が入らない。

全身症状→ 倦怠感、疲れやすい、めまい、微熱、フラフラする、ほてり、食欲がない、

眠れない、すぐに目が覚める、起きるのがつらい。

精神症状→ 不安になる、恐怖心におそわれる、イライラする、落ち込む、怒りっぽくなる

集中力がない、やる気がでない、ささいなことが気になる、

記憶力や注意力が低下する、すぐ悲しくなる。

 

自律神経のお悩みご相談下さい。

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●神経症の特徴と東洋医学

神経症の患者さんの特徴として強い不安を持ち、過度の罪悪感や責任感に悩んでいる場合が多い。自信や希望を失って抑うつ感にとらわれたり、不合理と知りつつ、ある種の行動を反復せずにいられなかったりする。自分の病気の苦痛を、むしろ執拗に訴えるのも特徴です。同一のストレス、同一の葛藤状況の下にあっても神経症にならない者があるように、個人によって心因の受け止め方に違いがあります。その違いについて東洋医学では心と体は同じと考え、体の不調が神経に影響しているため、体のバランスを整えることによって、物事の考え方や発想までもが変わっていきます。

●ストレス社会になった原因

現代社会は、パソコンや携帯電話など高度の情報化、価値観・生活様式の変化、学校や社会などの競争激化などで、生理的許容量を超えてめまぐるしく変化している。一方で核家族化が進み、地域や家族からも孤立化し、互助の精神も薄れ、ストレスに弱い状態になっている。こうして心の病とか、ストレス疾患に悩む人が増えてきている。まさに現代は、ストレス社会といってよいと思われる。20世紀後半、特にここ30年の間に物質文明が高度になり、物質的には豊かな生活が得られるようになったが、環境破壊が進み地球環境さえ変化し、昨今では異常気象すらも引き起こしてきている。このように文明が環境を破壊するとともに、物質文明によるストレスは人間の心を歪め、人々は健全な精神状態を保つことが難しくなってきている。このような現代のストレスは文明の発達によって生み出され、心理的・社会的環境因子が複雑化して精神的ストレスが増え、神経症や心身症をはじめとするいわゆるストレス関連疾患(ストレス病)がますます増えてきている。

●神経症の種類と治療

神経症(ストレス病)には

①身体に現れる心身症

②心の不調として現れる神経症

③ストレスが要因となって発病する精神障害などがある。

神経症は、機能的疾患であり,器質的変化はみられないため、漢方治療が有用だと言えます。例えば、骨折してしまったとして、手術を行わないといけない場合は器質的に問題があり機能を高める漢方治療を行っても完全には回復しません。しかし、神経症は機能的な問題のため症状を止める(安定剤や睡眠導入剤など)効かす薬でごまかす治療より、漢方薬のような、本来、人間が持っている力で治す治療をすすめています。

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●不眠についての漢方薬の有効性

不眠は一症状にすぎず、基礎疾患をいかに把握し治療するかがポイントで、安易に睡眠導入剤など服用しないようにする必要があります。眠れないことが問題ではなく、眠れない原因を取り除くことや、不足しているものを補う必要があります。不眠が起こる原因は体のバランスが乱れているサインであり、そういった体のバランスを無視して睡眠導入剤でごまかした治療を進めていくと、体質的に悪化して行き不眠が改善するどころか不眠症が悪化し、さらに薬の量を増やすという悪循環が起きているのが現状です。漢方薬で不眠が改善することについて、あまり関心を持っていない方が多いのですが、さまざまな問診により、体のどこのバランスが乱れているかが解り、個人に適した漢方薬を服用していくことで不眠の原因を取り除いていきます。

●現代の不眠の現状

現代は『眠らない社会』であると言われているように、人々の睡眠の質、量ともに変化してきている。小学校高学年ですでに不眠を訴える児童は珍しくない。それほど安らぎのない、不安に満ちた社会であることを意味しているのであろうか。一口に不眠というが、不眠とは現代医学的には睡眠・覚醒障害のなかでの不眠障害をいうのであって、すべての睡眠障害をいうわけではない。

●睡眠障害の分類

睡眠障害は、①不眠性障害 ②過眠性障害(ナルコレプシー、ピックウイック症候群など)③睡眠・覚醒リズム障害 ④睡眠時無呼吸症候群 ⑤睡眠時異常行動(夢不安障害、夜驚症、夢遊病)に分類される。

●不眠障害の分類

不眠障害がいわゆる不眠症と呼ばれ、①神経症性不眠 ②感情病、統合失調症などに伴う精神病性不眠 ③薬物、アルコール依存症による不眠 ④脳の器質性障害による不眠 ⑤認知症性老人 ⑥その他、身体因子性不眠(感染、疼痛性疾患、内分泌系疾患など)、環境因子性不眠などに分けられる。

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●体が持っている力を高め、妊娠しやすい体質に改善する

漢方とは、東洋医学のひとつで、人間の体が本来持っている自然治癒力を引き出し、体全体のコンディションを整えるというのが基本の考え方です。漢方の養生法に沿って生活習慣を改善したり、漢方薬を取り入れることで、妊娠しやすい体質に徐々に改善していきます。妊娠力を高める漢方の養生法としてもっとも大切なのは、体を冷やさないこと。体が冷えると、血管が収縮して温かい血液が体のすみずみまで行き渡らなくなります。すると、血液に乗って運ばれるホルモンも運ばれにくくなり、卵巣や子宮の働きも悪くなってしまいます。その結果、排卵や受精卵の着床にも支障が出てくることがあります。体を冷えから守るには、普段から、温かい食べ物や飲み物を摂ったり、半身浴などをしたりして、体を芯から温めることがポイントです。とくに卵巣や子宮のある下腹部は冷やさないようにしましょう。クーラーのあたりすぎや、露出の多い服装を避けることも大切です。

●ホルモンバランスを整え、月経や排卵をスムーズに

漢方薬は、生薬と呼ばれる植物や動物、鉱物などの天然の原料を組み合わせて作られていて、複数の有効成分が含まれています。そのためさまざまな症状に穏やかに作用し、副作用が少ないのが特徴です。漢方薬の効用としては、冷えや貧血が徐々に改善され、ホルモンバランスが整うことがあげられます。月経期、卵胞期、排卵期、黄体期のそれぞれの時期に出るべきホルモンが正常に分泌されるようになると、月経不順が改善し、排卵もスムーズに起こるようになっていきます。このように漢方薬には、体全体のコンディションを改善する働きがあるため、自然に妊娠する力を引き出していくことができるのです。

●質のいい卵子ができ、子宮内膜も整えられる。

加齢によって卵巣機能が低下している人も、漢方薬を服用することで、機能を活性化させることができます。卵巣機能が高まれば、質のいい卵子が排卵される期待もできます。さらに、子宮内に十分な血液がめぐるようになり、卵巣から分泌されるホルモンが子宮内膜に滞りなく指令を出すようになれば、子宮内膜は適度な厚さと柔らかさを保てるようになり、受精卵が着床しやすい状態に整っていきます。

●精子の数が増え、運動性も高まる。

妊娠力をあげるには、男性の性欲や精巣の機能を高める必要があります。そのためには、男性も体の血行をよくすることが大切です。精巣内の血流が悪いと、精子の数や質が落ちてしまいます。漢方薬には、精巣機能を高めて精子の状態をよくしたり、勃起不全を改善したりする働きがあります。漢方の服用を考えたら、まずは、睡眠不足や暴飲暴食の傾向がないかなど、普段の生活を見直してみましょう。これは、男性だけでなく、女性の場合も同様です。日常生活を改善したうえで、漢方薬を取り入れるのが、効果を高めるポイントです。

●自分の体質に合った漢方薬を服用することが大切

漢方薬は、自分の体質に合ったものを選び、体の状態に合わせて、適切な量を飲むことが、なによりも大切です。漢方薬を選ぶうえで、自分で判断することは難しく専門的な知識が必要とされます。とても残念なことですが、病院で処方されている漢方薬の多くが体質に合った漢方薬を処方されていないことが現状です。特に不妊治療されている方は自分勝手に服用せず、ご相談下さい。また、漢方薬は効果が出るのに時間がかかると思われがちですが、症状の経過や体質によって服用期間はさまざまです。また、服用の季節によっても異なりますので、何年も同じ漢方薬を服用することは間違えです。即効性を期待して服用してもらうケースも多いですし、もちろん体質改善に長く服用していくこともあります。

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①血行をよくする生活をこころがける

妊娠を望むなら、まずは血行がよくなるような生活を目指しましょう。女性の場合、骨盤内の血流が悪くなると、卵巣や子宮にも影響が出て、妊娠力を低下させます。男性の場合も、精巣内の血流が悪くなると精子の形成に影響がでることも。女性にとってとくにからだの冷えは大敵です。冷えから血流が悪くなり、ホルモンバランスを崩すこともあります。露出の多い服装は避け、スカートの下にきつすぎないオーバーショーツなどをはいて、おなか周りをできるだけ温かく保ちましょう。からだを強く締めつける服装も、血流を妨げます。男性も女性も、ジーンズやガードルは、適度にゆとりのあるものを選びましょう。血行をよくするには、運動を取り入れることも大切です。ウォーキングなど、普段の生活に取り入れやすいものを選ぶと長く続けられます。

②標準体型を保ち、無理なダイエットはしない。

標準体型かどうかの目安は、BMI値=体重(kg)÷身長(m)×身長(m)から判断できます。BMI値が18、5以上25未満を保つようにしましょう。BMI値が極端に低かったり、高かったりする、痩せすぎや太りすぎの人は、ホルモンが正しく分泌されず、月経や排卵のトラブルを招く可能性があります。例えば、女性で痩せすぎの人は、適度な体脂肪がなく、ホルモンの原料となるコレステロールが不足気味。このためホルモンの分泌が抑制されやすいのです。逆に、太りすぎの人はホルモンを運ぶタンパク質(筋肉)が少なく、ホルモンの流れが滞りやすくなります。とはいえ、無理なダイエットも危険です。短期間に体重が大幅に減少すると、ホルモンの分泌を司る脳の視床下部から指令が出にくくなり、卵巣の働きが悪くなってしまいます。太り気味の場合は緩やかに減量をするようにしましょう。

③ストレスやプレッシャーが妊娠力を低下させることも

女性も男性も仕事などでプレッシャーを感じたり、ストレスを溜め込んだりすると、妊娠力が落ちることがあります。とくに脳の視床下部は、ストレスの影響を受けやすい場所。強いストレスを受けると、妊娠に必要なさまざまなホルモンを分泌するための指令が出なくなることもあります。ストレスは上手に解消するようにしましょう。

●東洋医学のできること

『血行をよくすることや、体重のコントロール、ストレスを溜めないようにすることが大切なことだと解っていても、日常生活の中で規則正しくしていくことは困難です。血行が悪くなり冷えが出てくる原因は一つではなくさまざまです。体質にあった漢方薬が必要になります。ダイエットに関しても、健康的なダイエットでなければ意味がありません。ダイエットの正しい知識が必要になります。ストレス社会の現実から考えてもストレスを減らすことはできません。しかし、ストレスに負けない体づくりをしていくことは可能なのです』

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2013年07月12日

妊娠力を高める食生活 カテゴリー:

●食事はからだづくりの基本。

妊娠力を高めるには、まず健康なからだづくりが大切です。バランスのいい食事をこころがけましょう。健康だと思っていても、不規則な食生活や偏った栄養状態がまねく、貧血気味や冷え性気味といった症状は、妊娠力を低下させます。食事はからだづくりの基本です。朝食を抜くことなどはせずに、毎日3食を規則正しく食べましょう。食事の内容にも注意が必要です。外食やファーストフード、インスタント食品ばかりという食事は考えものです。このような食事を続けていると、カロリーはとれても必要な栄養素が不足してしまいます。野菜や、肉、魚、卵、ごはんなど、さまざまな食材をまんべんなくとりましょう。また、食材を買うときは残留農薬の少ない野菜や、保存料を使っていない加工品など、からだにやさしいものを選ぶことも大切です。

●妊娠力をアップさせるには、栄養素をバランスよくとることが大切。

数ある栄養素の中でも、からだの土台を作るタンパク質や、血液中のヘモグロビンの材料になる鉄、抗酸化作用があり、若返りのビタミンとして有名なビタミンEは、妊娠力アップに欠かせません。また、男性ホルモンの合成に必要な亜鉛、遺伝子情報を担う核酸の合成を助ける葉酸、皮膚や粘膜を正常に保つビタミンA、精神安定に役立つカルシウムなども、妊娠しやすいからだづくりに役立ちます。これらの栄養素をバランスよくとるには、多くの食品を少しずつ食べるといいでしょう。

●妊娠力を高めるおもな栄養素

1、タンパク質(からだの土台をつくる)

タンパク質は皮膚や血管、筋肉などの重要な構成成分です。質のいい卵子をつくるためにも大切です。例(卵、豚肉、魚)

2、鉄(月経で消費する血液の材料)

鉄は、血液中のヘモグロビンの材料になります。女性は毎月、月経で鉄を消費するため、男性以上に必要になります。例(アサリ、レバー)

3、ビタミンE(若返りのビタミン)

抗酸化作用があるためからだの老化防止や、卵子の若返りにも役立ちます。血流やホルモンバランスをよくする働きもあります。例(アボガド、ナッツ類、カボチャ)

4、亜鉛(男性の精子の形成にも)

亜鉛は男性ホルモンの合成に関わるミネラルです。不足すると、精子の数が減少したり運動性が低下するといわれています。例(カキ、ホタテ)

5、葉酸(胎児の先天障害の発症を減らす)

葉酸はビタミンB群のひとつで、厚生労働省が妊娠を望む人に推奨している栄養素。遺伝子情報を担う核酸の合成を助け、胎児の先天障害の発症を減らすといわれています。例(菜の花、レバー)

6、ビタミンA(子宮環境を整える)

目や皮膚、粘膜の健康を保つ働きがあり、子宮環境を整えてくれます。しかし、摂りすぎると体内に蓄積するので注意しましょう。例(うなぎ、ほうれん草)

7、カルシウム(骨や歯をつくる)

カルシウムは骨をつくるのはもちろん、精神を安定させる作用があります。ストレス緩和することで妊娠しやすい状態に導きます。例(牛乳、チーズ、ヨーグルト、小魚)

 

①子宮筋腫

子宮は、平滑筋という柔らかい筋肉でできた臓器です。この子宮の筋肉の一部から発生する『硬くて丸いこぶ』が子宮筋腫です。エストロゲン(卵胞ホルモン)の影響を受けて成長する子宮筋腫は、40歳前後の女性のおよそ30%に見られるほど多い疾患です。発生する場所によって、漿膜下子宮筋腫、筋層内子宮筋腫、粘膜下子宮筋腫に分けられます。子宮筋腫の患者さんでも妊娠し分娩できることが多いのです。では、どのような場合が不妊症となるのでしょうか。まず粘膜下子宮筋腫は、子宮の中に発生しますので、たとえ小さい筋腫でも受精卵の着床を妨げ、不妊症の原因となります。筋層内子宮筋腫でも、胎児の宿る子宮内腔を変形させるものはやはり受精卵の着床を妨げます。また、卵管に近い所にできた子宮筋腫は卵管を圧迫して不妊症の原因となる可能性があります。漿膜下子宮筋腫は不妊症の原因とはなりにくいのですが、あまりに大きいものは卵巣や卵管の働きに悪影響を与え、不妊症となることもあります。

②子宮腺筋症

子宮腺筋症は、子宮内膜症の一つです。子宮内膜症とは、前述の通り、子宮内膜と同じような組織が子宮の筋層内やダグラス窩、卵巣、卵管周囲などに生じて増殖する症状です。この子宮内膜症が子宮の柔らかい筋肉の中に発生すると、子宮が全体に硬く腫れてしまいます。これを子宮腺筋症といい、子宮内膜症の中でも特に月経痛が強くなるのが特徴です。子宮の筋肉が硬くなると、受精卵の着床を妨げると考えられ、その結果、不妊の原因となります。

③子宮形態異常

子宮の形は、西洋梨に例えられます。大きさは、やや大きめの鶏卵くらいです。生まれつきこの子宮に形態異常があるために、不妊症や流産の原因となることがあります。子宮形態異常には、程度の軽いものから重いものまで様々です。弓状子宮や中隔子宮は子宮底の形に異常があるものです。重複子宮というのは子宮が左右にふたつあるもので、膣もふたつあることがあります。子宮の形態異常は、子宮卵管造影によって診断されます。なぜ子宮の形に異常があると不妊症になったり流産しやすいのかは、よくわかっていません。子宮形態異常があっても、普通に妊娠し分娩できる人も少なくありません。特に弓状子宮の場合は、そのまま様子を見ることがほとんどです。中隔子宮や双角子宮で、不妊症や流産の原因となっていると考えられる場合は、子宮の形を整形する手術をお勧めすることもあります。

④子宮内腔癒着

人工妊娠中絶などで子宮内腔の掻爬術を受けたり、また子宮内腔の細菌感染による炎症などで子宮の中が傷ついた結果、子宮内腔に癒着が起こることがあります。これを子宮内腔癒着といいます。子宮内腔癒着を引き起こす細菌としては、結核菌が有名です。癒着が起こると、受精卵が宿る子宮内腔がなくなり、受精卵の着床を妨げ、不妊症の原因となります。自覚症状として、月経の出血量が極端に少なくなることがあります。

⑤子宮内膜炎

膣の中には細菌が繁殖していますが、通常はこれらの細菌や病原微生物は、子宮頚管で分泌される頚管粘液にブロックされて子宮の中まで入り込むことはありません。しかし、いったん病原微生物が子宮の中に入り込むと、子宮内腔で炎症を起こし、子宮内膜炎となります。

⑥子宮内膜ポリープ

子宮内膜の一部が増殖し、良性の腫瘍となったものを、子宮内膜ポリープといいます。子宮の内腔は、お米一粒がやっと入ることのできるくらいの狭いものです。この中にポリープが発生するとたちまち子宮の中を占拠してしまい、受精卵の着床を妨げることになり、不妊症の原因となります。子宮内膜ポリープが発生すると出血が起こりやすくなり、月経前後に不正出血が見られることがあります。

⑦子宮内膜が厚くならない

子宮内膜は受精卵が着床するふかふかのベッドです。卵胞の発育に伴い、卵胞ホルモンの影響を受けてこの内膜は厚さを増し、排卵前後にはおよそ10mm以上の厚さにならないために妊娠が起こりにくいことがあります。妊娠が起こるための子宮内膜の厚さは8mm以上と考えられています。排卵誘発剤のクロミフェンが原因となることがありますが、そのほかの場合は原因不明です。

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